家庭科
手もみを見学してみよう

宇治茶は、昔は機械を使わず、人間の手でつくる手もみという方法でつくっていたんだよ。手もみ製法 は、1738年に永谷宗円 という人が考えたと言われていて、このつくり方が全国に広まって、現在の煎茶に発展 したんだよ。今ではこの方法は、宇治市の無形文化財 として保存されているんだ
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仕上がり量:約600g(生葉)
所要時間:約4時間(乾燥させるのにかかった時間をのぞく)

葉の形がどんどん変わっていって、3kgもあった生葉がたった600gの茶葉になっておどろいた。
昔の人たちって、こんなに時間をかけておいしいお茶をつくっていたのね
お茶ができるまで

おいしいお茶をつくるには、茶葉の育て方や葉のつみ方が大切だということがわかってきたね。
それでは次に、お茶の葉の加工のしかたを見学してみよう
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覆下園で収穫
毎年、4月中旬から5月ごろ、茶園におおいをかけます。
02
荒茶製造(製茶 )工程
工場で一次加工され、仕上げ加工される直前の茶です。茶を栽培する農家で荒乾燥が終わった時点の茶が荒茶で、そのまま売りに出されることもあります。
集められた茶葉を自動的に蒸機へ送って蒸します。
蒸された茶の葉を一面に等しく散りばめ、熱風で乾かします。この茶を碾茶の荒茶と呼びます。

宇治茶の産地では農家がここまでの工程を行うんだよ。
03
仕上茶製造工程
荒茶の製造作業が終わってから、味や香りを整えた商品としての茶が仕上げ茶です。
乾いた茶葉を細かく切ります。
風力により、切断された荒茶を茎と分けます。
大小さまざまな形の葉が混ざり合っているので、きれいに整えます。
茶葉をさらに細かく分けて、茎や古い葉を取りのぞきます。
茶をさらに乾かして、独特のお茶の香りをつくり出します。
碾臼にかけて抹茶に仕上げます。
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完成
抹茶ができあがりました。


お茶をつくる作業ってたいへん!
こうしてていねいに作られるおかげで、家でおいしいお茶がのめるのね
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玉露園、煎茶園で収穫
茶葉は、手づみ、茶つみ機などでつみ取られ、
荒茶工場へ運ばれます。
02
荒茶製造(製茶)工程
工場で一次加工され、仕上げ加工される直前の茶です。茶を栽培する農家で荒乾燥が終わった時点の茶が荒茶で、そのまま売りに出されることもあります。
集められた茶葉を自動的に
蒸機へ送って蒸します。
蒸された茶葉を冷やします。
もみながら熱風で乾かします。
茶葉に力を加えてもむことにより、
水分を均一にしていきます。
茶葉をもう一度もみながら
熱風で乾かします。
茶葉に熱と力を加えて、形を針のように整えながら乾かします。
茶を充分に乾かします。ここまでが荒茶をつくる工程となり、できたものは荒茶と呼ばれます。

宇治茶の産地では農家がここまでの工程を行うんだよ。

お茶をもむ機械って、いろんな種類があるんだね
03
仕上茶製造工程
荒茶の製造作業が終わってから、見た目や香りを整えた商品としての茶が仕上げ茶です。
荒茶は大小さまざまな形の葉が混ざり合っているので、
大きなものは切断し、粉茶を取りのぞき、形をきれいに整えます。
茎や古い葉を取りのぞき、見た目をさらに美しくします。
茶葉をさらに乾かして、独特のお茶の香りをつくり出します。
04
完成
玉露・煎茶ができあがりました。



お茶をつくる作業ってたいへん!
こうしてていねいに作られるおかげで、家でおいしいお茶がのめるのね