2023年12月号(Vol.138)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 12月号(Vol.138) |
||||||||
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
今年も残りひと月となりました。寒さが日ごとに増す時期ですが、 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
||||||||
【1】京都府の「茶園品評会」が開催されました。
今年の京都府茶園品評会(主催:京都府茶生産協議会)が次の通り開催されました。茶園品評会は、生産者の栽培管理技術の向上を目的としており、茶園の栽培管理状況と生育状況について審査を行います。 <2023年度京都府優良品種茶園品評会>
11月10日(金)京都・宇城久(京都市、宇治市、城陽市、久御山町)
11月15日(水)相楽(和束町、南山城村、木津川市)
11月17日(金)丹後・中丹(京丹後市、綾部市、福知山市、舞鶴市) |
||||||||
【2】「宇治茶カフェ認定店」募集中です
■令和5年度宇治茶カフェ認定店募集要項■
<URL・書類のダウンロード> |
||||||||
【3】「宇治茶カフェ スマホスタンプラリー」が終了しました。
9月から始まりました「宇治茶カフェ スマホスタンプラリー」が11月30日で終了しました。多くの方のご参加にお礼申し上げます。抽選のうえ当選者には「宇治茶カフェ利用券」をお送りします。 (下記数値は11月24日時点のものです) |
||||||||
|
||||||||
川柳製の荒茶が無くなった訳 川柳製の荒茶が生産され無くなった訳の第一は茶園の品種化です。茶業統計による茶園の品種化率は、昭和45年(1970年)29%、昭和50年(1975年)43%、昭和55年(1980年)57%です。品種は80%以上が「やぶきた」です。私が茶業に入った昭和48年(1973年)当時は在来実生(雑種)の茶園がいっぱいありました。どの生産家も価格の良い「やぶきた」から製造を始めます。価格の安い在来は後回しにされる為に、終盤の茶は硬葉化した大型の在来ばかりになりました。第二は製茶機械です。当時の製茶機械は35k機、50k機が主流で現在のような大型機械はありません。どうしても、終盤の硬葉化した大型の生葉を細く揉むことが出来ず、裏返った茶がまじる大型の軽い荒茶が出来てしまいます。現在では99%以上が品種茶園で早生、中生、晩生が揃っているので、硬葉化した大型の生芽自体がありません。最終版の荒茶でも、頭柳が取れる荒茶は非常に少なくなってしまいました。 焙じ機
現在の焙じ茶原料 現在、焙じ原料として使われている茶は、刈り直し(初茶番、親子番、初茶番)と呼ばれるお茶で、一番茶摘採後に二番茶の台を作る作業に時に刈った茶を製造したものです。この内、一番茶の遅れ芽だけを製造したものを芽番(めばん)と言います。一番茶を刈る時に摘採機を浮かして刈った場合、残った一番茶の裾葉(子)と遅れ芽(子)と古葉(親)の一部を一緒に刈って製造した刈り直しを親子番と言います。この外、二茶の刈り直し、秋整枝の時の秋番、春整枝の時の春番などが焙じ茶の原料になります。川柳、青柳などの頭柳も焙じ原料ですが、使用料は限られています。 |
||||||||
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2023年12月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebook「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove □ Twitter「うじちゃ~る人」https://twitter.com/ujicharle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2023 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |