2023年10月号(Vol.136)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 10月号(Vol.136) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
朝夕が過ごしやすくなり、秋の訪れを感じる気持ちの良い季節となりました。 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】【速報版】「宇治茶カフェ認定店」募集します!
宇治茶の郷づくり協議会では、おいしい宇治茶のメニューがそろい、宇治茶の歴史、文化、淹れ方等の説明が受けられる「宇治茶カフェ認定店」を令和5年も募集します。 詳細は11月号で案内予定。推薦したいカフェがあれば、認定店のことをお知らせください。 (予定) |
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【2】イオンモール久御山で「宇治茶」イベント開催!
9月16日(土)~18日(月・祝)の間、イオンモール久御山(京都府久世郡久御山町)光のコートで宇治茶イベントを開催しました。 期間中、「石臼ひき体験」や「冷抹茶」、「水出し宇治茶」をご満喫いただきました。また、「宇治茶の販売」も行いました。 【期間中の利用者数】
※18日10~12時のみ野外中央広場
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今回は、江戸時代の「川柳」について調べます。「川柳」は「せんりゅう」とも読めますが、お茶の場合は「かわやなぎ」と読みます。 江戸時代の川柳(かわやなぎ) 江戸時代、文政6年(1823年)、江戸の都竜軒山本(後の山本山)の引札を調べます。引き札の一段目は「御濃茶」と「御薄茶」です。二段目最初に「枇杷茶」と「桑茶」がありますが、他の引札には見られませんので「枇杷茶」「桑茶」を扱うのは特殊な例と思われます。二段目その次に「濃茶薄茶精選御煎茶」があります。他の引札では「濃茶園精選御煎茶」と書かれているものもあります。 初めて引札を見る人は、濃茶園や薄茶園の二番茶を煎茶に製造したもの思ってしまいますが、「濃茶薄茶精選御煎茶」は今で言う煎茶(せんちゃ)ではありません。これは濃茶や薄茶、今で言う碾茶(てんちゃ)の出物(でもの)、折物(おれもの)です。何で碾茶なのに煎茶と書いているかと云うと、江戸時代には現在の茶種別と云う考え方が無かったようです。 お茶は茶筅で点てて飲む抹茶の原料である「濃茶」「薄茶」と、急須や土瓶や釜で煎じて飲む「煎茶」の二種類という考え方です。よって江戸時代の「煎茶」は「せんちゃ」と読むのではなく「せんじちゃ」と読む方が誤った理解を防げます。製造は碾茶ですが使用法が煎じて飲む方法なので「御煎茶(おんせんじちゃ)」です。 二段目中ほどから三段目が「宇治信楽御煎茶(うじしがらきおんせんじちゃ)」です。これは今で言う「煎茶(せんちゃ)」が主なものです。煎茶(せんじちゃ)の茶銘は35種類あり、下位から3番目の茶銘が「川柳」です。江戸時代、「川柳」は価格の低い煎茶の銘だった事が分かります。明治以降「煎茶(せんちゃ)」と区別される「川柳」「青柳」も江戸時代には同じ「煎茶(せんじちゃ)」として書かれています。「川柳」はいわゆる安物の煎茶の一茶銘でした。 |
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