2022年8月号(Vol.122)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 8月号(Vol.122) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
梅雨明け後の雨続きもひと段落して、夏本番がやってきます。 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】令和4年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーを開催します(予告)。
◆実施期間 |
【2】2022年「イオンモール久御山」で、「夏の、ハレの日茶会」(イオンモール久御山)が開催されました。
●開催日時場所 令和4年7月16日(土)~17日(日)(イオンモール久御山) (1)オリジナル急須デザインワークショップの様子 |
【3】令和4年度 第二回「キッズ茶ムリエ検定」を開催します
将来の宇治茶ファンを育てるため、茶業団体や地域団体と連携して、小学3~6年生を対象に、本年度2度目の「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。当日は10時と14時開催で、各回30名で合計60名の参加者募集です。(第一回は募集終了) ■第二回キッズ茶ムリエ検定概要■ 第二回参加申込等 <実施概要> <パソコン、スマホで申し込み> <郵便はがきで申し込み> <FAXで申し込み> <応募締切日> |
【4】令和4年度オンライン「宇治茶ムリエ講座」開催中です。
現在開催中の「茶ムリエ講座」の模様(テレビの取材も来られました) ○宇治茶ムリエ講座URL |
今月も、日本茶AWARD実行委員長の桑原秀樹さんにコラムをご紹介いただきます。 今月は、「焙じ茶物語」その4「宇治かおる問題」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 二冊目は昭和50年に東京茶協の初代組合長であった吉浜代作が書いた「茶とともに」です。その88ページに「宇治かおる問題」があります。 「この問題は、大正13年(1924年)の春に、森永製菓が発売元となり、京都府下上狛町の七条七之助氏発売の焙じ茶を包装販売せんと計画し、数千店の菓子販売店において販売する一方、茶商店に対しては茶問屋を元売り店に指定して販売を開始せんとした。…当時東京市内の茶小売店においては焙じ茶の販売を行う店は極めて少数である。」「私は大正の初期に焙じ茶販売は有利である。その理由は焙じ茶原料は最低価格にて求め得られる。特に輸出商社より選別される煎茶棒のごとき用途なく捨て去られている。」「明治以来各家庭においては自宅で焙じ茶を作って飲用している。またこの焙じ茶用器も年末市内小売店において景品として配布している。その器具は木材のまげものへ日本紙をはめ込むちょうどホタル入れの形をした手のついた極めて簡単な道具である。」と書かれています。 大正13年当時の東京の茶小売店では焙じ茶を販売している店は極めて少数でした。 そこへ大手菓子メーカーの森永製菓が上狛町の山城製茶(七条七之助)と提携して焙じ茶の包装販売を企画します。日本における茶包装販売の魁です。 東京は大混乱しました。またこれが動機となり、焙じ茶の販売が全国的に盛んになりました。「宇治かおる問題」は焙じ茶を全国に広める大事件でした。 東京では明治以来各家庭において焙じ茶を作って飲用している事が分かりました。 また、焙じ茶用の器具はお茶屋が景品として配っていることが分かります。これにより、明治以降に焙じ茶が飲まれ出したのは判明しましたが誰が発明者なのかは分かりません。また、明治時代の京都や大阪の焙じ茶についての文章もまだお目にかかったことがないので、明治の東京の庶民が焙じ茶の発明者だとは断定できません。次は東京の各家庭では、どんなお茶を焙じ茶にしていたのかを調べます。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2022年8月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebook「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove □ Twitter「うじちゃ~る人」https://twitter.com/ujicharle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2022 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |