2022年4月号(Vol.118)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 4月号(Vol.118) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
今日から新年度ですね。新しい生活が始まる人も多いのではないでしょうか。 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】令和3年度 新規「宇治茶カフェ認定店」発表!!
令和3年度の宇治茶カフェ新規認定の書類審査、現地審査が2月に終了し、3月最終審査を経て3月24日認定式が行われました。 次の4店舗を新規の宇治茶カフェとして認定しました。 ■丸久小山園 槇島工場売店 |
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【2】宇治茶八十八夜の集い
新茶シーズンがやってまいりました! この季節にしかできない「新茶の茶摘み」や、お茶にちなんだ体験をしてみませんか? ■令和4年度「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」 |
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【3】「宇治茶ムリエ認定者」 マスター講座募集!
「お茶する生活」の普及・定着に向けて、宇治茶の歴史や生産について「宇治茶ムリエ」講座で学び、「宇治茶ムリエ」認定を受けられた方を対象に、令和4年度は茶摘み体験や茶工場見学、茶生産者との交流など、お茶の生産現場を訪れ、さらに宇治茶について理解を深めていただく講座を創設しました。 令和4年11月には、「第76回全国お茶まつり京都大会」が9年ぶりに京都府で開催され、宇治茶の産地全体が盛り上がる活動を進めていきますので、ぜひ御参加をお願いします。 【宇治茶ムリエマスター講座URL】
※全国茶品評会とは:日本茶業の将来を展望し、茶生産の近代化と我が国茶経営の一層の発展を図ることを目的として、全国の都道府県から選抜された茶(荒茶)を審査するもの。(お茶のコンクール) |
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今月も、宇治茶伝道師で宇治商工会議所副会頭の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。 「茶摘み歌」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 梅花が満開になる3月ころ、私は南山城の茶産地を見て回る。春先の園相をみて新茶の予想ができるからだ。今年は冬が寒く、月ヶ瀬の梅林は1カ月も遅い開花だったらしい。同じように茶摘みも遅れそうな気配である。今年はウグイスも鳴きませんねと 言ったら、梅林の主人に笑われた。あれはメジロだと。ウグイスの主食は虫で、花の蜜を吸わないから、梅林にはやって来ない。昔から「梅にウグイス」は絵になる取り合わせだが、本当は梅にメジロだと教えてもらった。 そう言えば、ウグイスは山の茶園でよく鳴いている。4月中旬「夏も近づく八十八夜、あれに見えるは茶摘みじゃないか」と歌われるころ、ウグイスの鳴き声が耳に重なって聞こえてくる。唱歌『茶つみ』はわれわれにとって懐かしい古里の歌だ。明治45(1912)年尋常小学唱歌として発表され、平成19(2007)年に文化庁が選定した「日本の歌 百選」にも選ばれた。 これはどこの歌かと尋ねられると、たいていの人は静岡と答える。歌詞本のさし絵に茶摘み娘と富士山が描かれることがあって、そう思われるようになったのだろう。また歌詞の二番に「摘まにゃ日本の茶にならぬ」とあるために、日本を代表するものが富士山と静岡茶だと刷り込まれていったのかもしれない。 この歌の作詞作曲者は不明である。ところが元歌があって、それは綴喜郡宇治田原村に古くから伝わる茶摘み歌だとする説が有力だ。宇治田原では「お茶を摘め摘め摘まねばならぬ、摘まにゃ田原の茶にならぬ」と歌う。唱歌制定のとき、全国に分かりやすいように田原の地名が日本に置き変えられたとされている。つまり唱歌「茶つみ」は山城が誇るべき郷土の歌なのだ。 歌詞にある「八十八夜」とは立春から数えて八十八日目、今年は五月二日だ。子供たちが歌う茶摘み、歌がウグイスの声に重なって聞こえてくるようだ。 |
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