2022年4月号(Vol.118)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
4月号(Vol.118)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

今日から新年度ですね。新しい生活が始まる人も多いのではないでしょうか。
皆さまの未来にワクワクと笑顔が溢れますよう、心から祈っています。
宇治茶も、世界に「おいしい幸せ」が届けられるよう頑張ります!

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】令和3年度 新規「宇治茶カフェ認定店」発表!!
 【2】宇治茶八十八夜の集い
 【3】「宇治茶ムリエ認定者」 マスター講座募集!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第114回 小山茂樹さん
  茶摘み歌
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トピックス
【1】令和3年度 新規「宇治茶カフェ認定店」発表!!

 令和3年度の宇治茶カフェ新規認定の書類審査、現地審査が2月に終了し、3月最終審査を経て3月24日認定式が行われました。

 次の4店舗を新規の宇治茶カフェとして認定しました。


■丸久小山園 槇島工場売店
 (京都府宇治市槙島町中川原172-4)
宇治茶工場に併設した宇治茶カフェです。宇治茶工場の見学では、抹茶ができるまでの工程などを鑑賞し、抹茶を点てる体験や工場内の茶室の見学ができ、その後宇治茶を美味しくいただけます。
https://www.marukyu-koyamaen.co.jp/company.html


■宇治森半店 蔵カフェ
 (京都府宇治市小倉町久保78)
100年以上前の蔵を改装したオシャレ空間としてオープンしました。落ち着いたBGMがかかった店内は、オシャレで居心地が良く、都会的な雰囲気とともに、どこか懐かしさも漂う空間です。
この宇治茶カフェの目玉は、農林水産大臣賞受賞の玉露、農林水産省農産局長賞受賞の煎茶がいただけること。宇治茶のショップも併設しており、まったりとした時間をお過ごしください。
https://www.kyoeiseicha.co.jp/shop/


■茶寮 FUKUCHA 四条店
 (京都市下京区四条通冨小路角 福寿園京都本店2階)
寛政二年(1790年)の創業以来、茶一筋で歩み続けてきた福寿園が“日本茶のおいしさを次世代に、世界に、伝えたい”との想いのもと立ちあげた新ブランド「FUKUCHA」。京都駅店に次いで、茶寮FUKUCHA2号店として京都・四条の福寿園京都本店の2階に出店しました。こだわりの宇治茶と見た目も鮮やかなお茶を使ったスイーツ等を、都会のスタイリッシュな空間でぜひお楽しみください。
https://fukucha-fukujuen.com/#store


■麩屋柳緑
 (京都市中京区麩屋町通六角上ル白壁町439)
京都府内唯一の村“南生城村”この地で摘まれた茶葉にこだわった宇治茶カフェです。naturamとはラテン語で「?然な…ありのままに…」を意味し、「柳緑(RYU-RYOKU)」も、禅語で「自然のままで手を加えていないこと」を表した言葉です。naturam RYU-RYOKUでは、?然の恩恵や?本の四季を感じながら、ナチュラムなスイーツと、南山城村の煎茶や和紅茶、ここで過ごすお時間でお客様に元気になっていただけます。
https://ryu-ryoku.kyoto/naturam/

・ご予約は下記予約ページからお願いいたします。
https://airrsv.net/fuya-ryu-ryoku-yoyaku/calendar
(予約ページにて、当日2時間前までご予約を承っております。)

【2】宇治茶八十八夜の集い

 新茶シーズンがやってまいりました!

 この季節にしかできない「新茶の茶摘み」や、お茶にちなんだ体験をしてみませんか?

 ■令和4年度「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」
 日程/令和4年5月2日(月)
 時間/午前10時~午後3時(午前午後の2部制)
 場所/維持茶会館(京都府宇治市宇治折居25-2)
 参加費/一人500円(小学生未満無料)
 体験内容/宇治新茶の茶摘み、新茶の淹れ方、玉露の淹れ方、
      抹茶の点て方、抹茶の碾き臼 など
 定員/午前の部200名、午後の部200名
    *いずれも定員が上回った場合は抽選となります。
 申込/京都府茶業会議所のサイト応募フォームより
    https://www.ujicha.or.jp/
 申込締切/令和4年4月11日(月)
 問合せ/公益社団法人 京都府茶業会議所
     TEL:0774-23-7713

【3】「宇治茶ムリエ認定者」 マスター講座募集!

 「お茶する生活」の普及・定着に向けて、宇治茶の歴史や生産について「宇治茶ムリエ」講座で学び、「宇治茶ムリエ」認定を受けられた方を対象に、令和4年度は茶摘み体験や茶工場見学、茶生産者との交流など、お茶の生産現場を訪れ、さらに宇治茶について理解を深めていただく講座を創設しました。

 令和4年11月には、「第76回全国お茶まつり京都大会」が9年ぶりに京都府で開催され、宇治茶の産地全体が盛り上がる活動を進めていきますので、ぜひ御参加をお願いします。

【宇治茶ムリエマスター講座URL】
https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/ujichamliermaster2022.html

全国茶品評会※ 出品用 茶摘み体験
参加費 無料(現地までの交通費等は自己負担となります。)
日程 令和4年4月25日(月)、4月26日(火)、4月27日(水)、4月28日(木)のいずれか
※詳細は天気予報を確認後、4月19日(火)に決定いたします。
時間 7時30分~11時30分
場所
  1. 宇治市小倉(近隣にコインパーキング(有料)があります。)
  2. 京田辺市普賢寺または飯岡(駐車場については別途ご相談ください。)
定員
  1. 15人
  2. 10人

いずれも定員を上回った場合は抽選となります。

服装等準備物 茶園の中に入るため、長袖、長ズボン、長靴または洗える靴(短いレインブーツでも可)
化粧品については、茶葉への移り香を防ぐため、無香料のものなら使用可
異物混入防止のため装飾品は不可
申込方法 「宇治茶ムリエ」講座を受講し、「宇治茶ムリエ」に認定された方が対象となります。
下記の受付フォームをクリックし、必要事項を入力してお申込みください。
https://www.shinsei.elg-front.jp/kyoto2/uketsuke/form.do?acs=chamliermaster2022
申込締切 一次締切日 令和4年4月5日(火)
参加確定連絡 令和4年4月12日(火)までに参加確定の連絡をさせていただきます。
問合せ 山城広域振興局農林商工部 農商工連携・推進課 農業・宇治茶振興係
TEL:0774-21-2392
Eメール:y-n-noushoko@pref.kyoto.lg.jp

※全国茶品評会とは:日本茶業の将来を展望し、茶生産の近代化と我が国茶経営の一層の発展を図ることを目的として、全国の都道府県から選抜された茶(荒茶)を審査するもの。(お茶のコンクール)

コラム「茶の記憶」第114回

小山茂樹さん

 今月も、宇治茶伝道師で宇治商工会議所副会頭の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

 「茶摘み歌」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

茶摘み歌 小山茂樹

 梅花が満開になる3月ころ、私は南山城の茶産地を見て回る。春先の園相をみて新茶の予想ができるからだ。今年は冬が寒く、月ヶ瀬の梅林は1カ月も遅い開花だったらしい。同じように茶摘みも遅れそうな気配である。今年はウグイスも鳴きませんねと 言ったら、梅林の主人に笑われた。あれはメジロだと。ウグイスの主食は虫で、花の蜜を吸わないから、梅林にはやって来ない。昔から「梅にウグイス」は絵になる取り合わせだが、本当は梅にメジロだと教えてもらった。

 そう言えば、ウグイスは山の茶園でよく鳴いている。4月中旬「夏も近づく八十八夜、あれに見えるは茶摘みじゃないか」と歌われるころ、ウグイスの鳴き声が耳に重なって聞こえてくる。唱歌『茶つみ』はわれわれにとって懐かしい古里の歌だ。明治45(1912)年尋常小学唱歌として発表され、平成19(2007)年に文化庁が選定した「日本の歌 百選」にも選ばれた。

 これはどこの歌かと尋ねられると、たいていの人は静岡と答える。歌詞本のさし絵に茶摘み娘と富士山が描かれることがあって、そう思われるようになったのだろう。また歌詞の二番に「摘まにゃ日本の茶にならぬ」とあるために、日本を代表するものが富士山と静岡茶だと刷り込まれていったのかもしれない。

 この歌の作詞作曲者は不明である。ところが元歌があって、それは綴喜郡宇治田原村に古くから伝わる茶摘み歌だとする説が有力だ。宇治田原では「お茶を摘め摘め摘まねばならぬ、摘まにゃ田原の茶にならぬ」と歌う。唱歌制定のとき、全国に分かりやすいように田原の地名が日本に置き変えられたとされている。つまり唱歌「茶つみ」は山城が誇るべき郷土の歌なのだ。

 歌詞にある「八十八夜」とは立春から数えて八十八日目、今年は五月二日だ。子供たちが歌う茶摘み、歌がウグイスの声に重なって聞こえてくるようだ。

本文ここまで
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 □ 発行日 : 2022年4月1日
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