2021年12月号(Vol.114)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
12月号(Vol.114)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

今日から12月。今年も残すところあと1ヶ月です。
まだまだ油断はできないかもしれませんが、少しずつ日常が戻ってきているようで、来年は穏やかな新年が迎えられるのではないかと楽しみにしています。
今年も宇治茶へのご愛顧ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】◆お知らせ◆
    令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー
    12月1日よりスタートします。
 【2】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベントをオンラインで開催!
 【3】「お茶する生活」はじめませんか。
    オンライン「茶ムリエ講座」
 【4】オンライン「キッズ茶ムリエ検定」開催の御案内
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第110回 堀井長太郎さん
  京都における抹茶販売方法について 後編
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トピックス
【1】◆お知らせ◆

   令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー
   12月1日よりスタートします。

 お待たせしました。いよいよ宇治茶カフェ スマホスタンプラリーがスタートします。今年のスタンプラリーはデジタル対応で開催。スタンプ集めて、スマホで応募しよう。

※スタンプラリーに参加する京都府内の宇治茶カフェは、京都府新型コロナウイルス感染防止対策認証を受けています。

◆実施期間 令和3年12月1日(水)~令和4年2月28日(月)
◆賞品

3,000円分の宇治茶カフェ利用券が、計20名に抽選で当たります。またWチャンスとして最多スタンプ獲得者には抽選で3,000円分の利用券が当たります。総額(63,000円)

◆参加方法

(1)宇治茶カフェ認定店を利用しQRコードを読み取りスタンプを獲得します。
(2)一店舗1スタンプ(1個)として、3個で一口から応募可能。最多30個のスタンプで10口まで、抽選に応募できます。
(3)当選は発送をもって代えさせていただきます。


スタンプラリーの特設ページはこちらです。スマートフォンでアクセスしてください。

【2】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベントをオンラインで開催!

 「宇治茶」まつりふれあいイベントポータルサイトがオープンしています。宇治茶の魅力をオンラインで順次発信していきますのでぜひアクセスしてください。

○URL https://ujicha-matsuri.jp/
○開催期間 令和3年11月11日(木)~令和4年2月28日(月)

(1)「宇治茶産地めぐり・市町村PR」ページ
 宇治茶の生産地である山城地域と中丹地域より宇治茶関連や観光の情報について動画で発信します。その動画を見てクイズに答え全問正解で地域の特産品をプレゼント。
応募期間:令和3年11月11日(木)~令和4年1月31日(月)

(2)「宇治茶まつり」ページ
 令和3年10月3日に第70回宇治茶まつり(主催:宇治茶祭奉賛会事業)が開催され、伝統的な儀式である「名水汲上の儀」と「茶壺口切の儀」などを動画で発信します。さらに、茶壺の中の様子をとらえた茶詰めの様子も今回初めて動画配信します。

(3)「宇治茶オンラインショップ」ページ
 京都府茶協同組合の組合員のお茶が購入できる販売サイトの案内と茶商が勧める淹れ方について紹介します。

(4)「宇治茶数珠つなぎ」ページ
 宇治茶にゆかりのある方が宇治茶をテーマに対談する様子を動画配信します。亭主と客の立場で亭主が用意したお茶を飲みながら宇治茶について語り合い、客が次回の亭主となり話をしたい方を客として指名して、リレー方式でつないでいきます。
・第1回(12月配信)令和3年12月24日(金)
・第2回(1月配信)令和4年1月下旬
・第3回(2月配信)令和4年2月下旬

(5)「玉露で笑顔のおうち時間画像コンテスト」ページ
●第1弾:宇治玉露と宝瓶(ほうひん)急須を抽選で100名にプレゼント。
 応募方法:サイト内の応募フォームから申込み。
 応募期間:令和3年11月22日(月)~12月24日(金)
●第2弾:第1弾の当選者が、急須を使って宇治玉露を飲んだ(淹れた)笑顔の

画像を投稿いただいて、優秀作品はこのページで発信し、宇治茶関連商品をプレゼント。
応募方法:このページの応募フォームから画像を送信。
応募期間:令和4年1月中旬(賞品到着後)~2月7日(月)
※応募方法や宝瓶急須についての動画を配信

(6)「若手プレミアム茶会」ページ
 京都府茶業連合青年団による茶会で、茶業界の若手ならではの目線で栽培、製茶、仕上加工、販売などの専門的な話を分かりやすく説明しながら、宇治茶の魅力を伝え、お茶を楽しんでもらう茶会をZOOMのオンラインで開催します。
応募方法:サイト内の応募フォームから申込み
参加費:1,000円 (申し込み先着順)

【3】「お茶する生活」はじめませんか。
   オンライン「茶ムリエ講座」


 オンライン「宇治茶ムリエ講座」も残り2回となりました。
 宇治茶のおいしい淹れ方や宇治茶の歴史をおうちでゆっくり学べます!

【オンライン茶ムリエ講座スケジュール】

開催日 茶種 第1部 第2部 申込期限
12月17日(金) 玉露 10:00~
11:00
12:00~
13:00
12月8日(水)
1月28日(金) 1月18日(火)

・場所 オンライン(オンラインミーティングアプリ Zoom 用)
・定員 各回20名(先着順)
・参加費 無料(淹れ方実習で使う宇治茶は事前にお届けします)
・申込方法 ホームページ「京都山城・宇治茶の郷」から申込。

      https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/

※受講決定や受講方法については開催の5日前までにメールで御連絡します。
※この講座以外に、職場やグループ単位の団体様向け講座も承っております。お気軽にご相談ください。受け付けは40日前から。

<お問い合わせ>
京都府山城広域振興局農林商工部農商工連携・推進課
宇治茶ムリエ講座担当
電話:0774-21-2392

【4】オンライン「キッズ茶ムリエ検定」開催の御案内

※対面での実施からオンラインに変更になりました。

 将来の宇治茶ファンを育てるために、小学3~6年生を対象に、オンライン「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。お茶の知識を楽しく学ぶ「演劇」、「宇治茶大好き検定」「お茶の淹れ方教室」を開催します。まずは、「キッズ茶ムリエ検定」のページをご覧ください。応募者多数の場合は、抽選によりご参加となります。

■オンライン「キッズ茶ムリエ検定」実施内容

A お茶育演劇が大ヒント!
 観て、楽しんで、検定トップをめざそう!
B 宇治茶大好き検定
 (ペーパーテスト20問:100点)
C おいしいお茶の淹れ方教室
 (煎茶+お茶菓子付)

1.開催日

日時 会場 定員 申込締切(必着)
令和3年12月19日(日) 13:30~
14:40
zoomでの
オンライン
各回40名 令和3年12月5日(日)
令和4年1月16日(日) 令和3年12月26日(日)

2.参加賞
らくやき急須キット<急須(白無地)・ミニらくやきマーカーセット(6色)>

3.参加申込等
・参加費:無料
・参加対象:小学3~6年生 合計40名
 (事前申込制、応募者多数の場合は抽選となります。)
・6年生を優先的に参加対象とします。
・過去の「キッズ茶ムリエ」認定者も抽選対象とします。
※ただし、「キッズ・ジュニア茶ムリエマスター」は対象外とします。
*参加者には、参加表と宇治茶大好き検定のテキスト、茶葉を事前に郵送します。

4.申込方法
・郵便はがきの場合
宛先:〒611-0043宇治市伊勢田町若林53
   NPO法人こみねっと「キッズ茶ムリエ」担当
記入事項(3名様まで記入いただけます。):
郵便番号
住所
名前・ふりがな
小学校名
学年
参加会場
連絡先電話番号
オンライン開催時に使用する端末の種類(パソコン、スマホ、タブレット)
注※複数名でご応募の場合、2人目以降の方のお名前・学校名・学年の記入忘れがないようにご注意ください。

・FAXの場合
こちらからFAX申し込み用紙をダウンロードしてください。
Fax番号:075-320-3597

・インターネットの場合
ご応募はこちらから。

5.主催
京都府山城広域振興局、宇治茶の郷づくり協議会、(公社)京都府茶業会議所、京都府茶協同組合

6.実施協力
NPO法人こみねっと、日本茶インストラクター協会京都府支部

7.共催
宇治市、城陽市、京田辺市、木津川市

8.後援
京都府山城教育局、宇治市教育委員会、城陽市教育委員会、
八幡市教育委員会、京田辺市教育委員会、木津川市教育委員会、
久御山町教育委員会、井手町教育委員会、宇治田原町教育委員会、
精華町教育委員会、相楽東部広域連合教育委員会

コラム「茶の記憶」第110回

堀井長太郎さん

 今月は、宇治茶の郷づくり協議会会長の堀井長太郎さんにコラムをご紹介いただきます。

 「京都における抹茶販売方法について 後編」と題した連載です。

京都における抹茶販売方法について 後編 堀井長太郎

 抹茶販売の方法が大きく変化し影響を及ぼすことになったのが昭和34年メートル法の施行であった。計量単位が貫からkg、匁からグラムへと移った。玉露や煎茶は100gにての販売がとられたが、抹茶の販売は従来が10匁単位での量り売りが主力だった。10匁=37.5gであり、これを切り上げ40g、切り下げ30gどちらでの販売でも可能とし、現在二通りの小缶での販売方法がとられている。今日抹茶の販売量目は、さらに10gや20gと少量化に進んでいる傾向が見られ、さらに防湿袋の質向上や脱酸素剤の封入により、100g~1kgの袋詰め販売も見られ、従来の販売量目にとらわれなくなっている。

 この頃から抹茶=缶詰販売に移りさらに拍車をかけたのが店舗用冷蔵ショーケースの普及であった。

 冷蔵庫の普及は抹茶品質保持に大きな役割となり、今日の抹茶の保管が家庭用冷蔵庫で行われることに繋がっている。

 抹茶はその特殊性とブランド価値を上げる為、抹茶問屋は全国の有力茶小売店に対し、一市一特約店の販売制度を確立し、独特のスタイルで地方での宇治ブランド抹茶の価値を上げた。又、茶道にかかわりの深い茶道具商にも販路を求め、なお強固な宇治ブランド抹茶販売の促進につなげた。

 そして、いち早く問屋の百貨店への直営店舗進出や、百貨店ブランドでの販売も宇治茶の流通を高めることになった。もう一つは早くから行われてきた「通信販売」も見逃せない。

 明治25年郵便取り扱い制度が施行され、茶の販売に小包発送を利用することに着目した業者から始まり、これを機に宇治田原を中心に通信販売と言う現代に続く商法が確立され、玉露、煎茶は言うまでもなく抹茶も普及した。

 平成以降従来の販売方法に加え、急速にネット販売が加わり、現代の商流の中心であり今後もこの販売方法抜きでは抹茶の流通は無いだろう。

 江戸時代までは茶師、明治から昭和までは茶問屋、小売店が販売していた抹茶はネットの販売システムが普及するとともに茶生産者も加わり、消費者への選択肢、購買窓口を開けている。時代の流れとともに、今後どのような抹茶販売方法が現れるか楽しみであるが、基本その良さを伝えることが失われない様に望むばかりである。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2021年12月1日
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