2021年1月号(Vol.103)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 1月号(Vol.103) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
新年あけましておめでとうございます。 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】Zoomを使って実施するオンライン「宇治茶ムリエ講座」の参加者を募集中です!
宇治茶の歴史や茶種、生産状況等が学べる座学(15分)と玉露の淹れ方を学べる実習(45分)の1時間の講座です。実習で使用するお茶は事前にお送りいたします。 おうちでゆっくり本格的な宇治茶をあじわってみませんか。 受講いただいた方からは「低い温度で飲むお茶の味に驚いた」、「おいしいお茶を淹れることができた」と好評いただいております。 インターネットに繋がったパソコン、タブレット端末、スマートフォンを使って、ご家庭からオンラインアプリZoomを使用してオンラインで参加いただきます。 申込みはコチラのページにある「お申込みリンク先」から!! みなさまのお申込みをお待ちしております! 【日程】 【申込締切】 ※こちらの御案内は今まで案内している「宇治茶ムリエ講座」の講座内容と同じ内容です。 |
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【2】「宇治茶文化講座2020~心と体にやさしい宇治茶~」の受講者を募集中です!
現在、1月から開催する第4~6回講座の受講者を募集しておりますので、参加申込方法をご確認の上、是非ご参加ください! 【開催概要】
【申込期間】 【お問い合わせ先】 |
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【3】京都府茶業連合青年団が宇治茶の魅力を語る「若手プレミアム茶会」が開催されます!
茶業界の最前線の現場で活躍している青年団員の生の声で宇治茶の魅力を伝えます。若手ながらの目線で栽培、製茶、仕上加工、販売などの専門的な話を分かりやすく説明しながら、お茶を楽しんでもらう茶会です。ぜひご参加ください! 【開催概要】
※京都府茶業青年団とは
【参加費】1,000円(お菓子付き) 【参加申込方法】 (1)電話:申込先は宇治茶道場「匠の館」です。 (2)FAX:若手プレミアム茶会の「開催日」、「担当団」、申込される方の「氏名・住所・電話番号」をご記入の上、匠の館までFAX送信をお願いします。 (3)SNS:京都府茶業連合青年団のFacebookページやInstagramのメッセージ機能でも受付けております。 【申込期間】 【お問い合わせ先】 新型コロナウイルス感染防止対策として次の通り対応させていただきます。 |
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【4】「京都府優良品種茶園品評会」が開催されました!
各地域から出品された39点の審査は、宇治茶の生育状況や栽培管理方法の現地審査を踏まえて実施され、受賞者が次のように決定しましたのでお知らせします。 高品質な宇治茶の生産に向けて日々努めておられる生産者の皆様に感謝して、美味しいお茶を味わいたいと思います。 ≪京都府知事賞受賞者≫ |
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今月は、NPO法人日本茶インストラクター協会元副理事長 兼 元関西ブロック長の桑原秀樹さんに、宇治製法と宇治茶についてのコラムをご紹介いただきます。 ソ、「宇治製法と宇治茶その3」 明治40年(1907年)頃より静岡県は静岡の製茶向上の為に手揉製茶の先進地である滋賀県政所、朝宮、京都府池尾、宇治などに茶業視察者を派遣します。その報告により、当時の京都府の製茶が判明します。 「茶業界」第6巻第5号(明治44年、1911年) 「池の尾は戸数二十戸、茶の産額約五千貫(約19トン)茶園約十町歩、南北に亘る谷にして、船底の如き形をなし、南に低く北は高し。茶畑は山腹傾斜地にあり。△摘採…一番茶は五月十二、三日頃、二番茶はそれより三十日位後なる由。△肥料…肥料は油粕と人糞なり。布草は一反歩六円五十銭位にて請負とす。△製法…製法は一焙炉に生葉一貫目を入れ、一日六杯づつ揉むなり。昔は揉切一方なりしが、近来揉切は骨が折れる為職人が之を厭い、今にては板ゴスリなどなすもの多く、楽をして形を造ると云う傾になりたり云々。」 と池の尾にまで板コスリなどが入り、楽をして形を造る製法になっていることが分かります。 「茶業界」第7巻第4号(明治45年、1912年) 「木幡桑原善助氏…製造上注意すべき事項、製茶の乾上り歩合は二割とするも廻転揉の方法拙なければ一割六分に終わる。又廻転に際し早めに力を加えること酷なれば、歩上げを損し、鮮緑を失し、味を害す。碾茶法、室内に14個の焙炉を用意し、内2個の上火炉を備え、室内の温度は130度とし、四人にて二人宛六人代に休息を為し、生葉を乾かすこと七貫匁より多きは12貫匁に達す。」 「宇治辻利兵衛氏…明治8年、武力壺を発明したる人にして、宇治製造法は変遷説に徳川13代の頃までは挽茶のみなりしが、明治初年となり玉露製さかんとなり、一貫目の価格2円乃至3円なりし。その後5年を経て価格は5円に高騰す。その後煎茶製造法は純揉切製にして、床揉を交えて製造せり。その後明治20年より回転揉を行うに至るとあり。」 とこの当時宇治では回転揉み(横まくり)が行われていたことが分かります。宇治に於いて玉露製がさかんとなったのは明治初年です。煎茶製造は純揉切製ですが、床揉を交えています。宇治に回転揉が入ってきたのは明治20年だった事が分かります。 |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2021年1月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebook「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove □ Twitter「うじちゃ~る人」https://twitter.com/ujicharle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2021 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |