2019年9月号(Vol.87)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 9月号(Vol.87) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
そろそろ夏の疲れが出始める頃。そんな時こそ宇治茶で健康維持を! … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】「宇治茶まつり」が10月に開催されます!
山城地域各市町村の特徴ある宇治茶が楽しめる宇治茶産地めぐりや宇治茶の淹れ方チャレンジコーナーのほか、ほうじ茶づくりや石臼体験等の体験ゾーン、スイーツ等の宇治茶関連商品及びふるさと産品が購入できるお買い物ゾーン等が設けられ、キッズ・ジュニア茶ムリエマスターによる呈茶や宇治茶レディによる水出し玉露のふるまい等、お茶に関する楽しい催しが盛りだくさん! 当日は、宇治茶祭奉賛会主催の名水汲上げの儀や宇治茶行列等の神事や京都文教大学主催の親子で楽しむ宇治茶スタンプラリーも実施され、近隣の協賛商店街においてもお買い物の特典が受けられますので、ぜひご来場ください。 |
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【2】井手町で開催する「宇治茶ムリエ講座」の参加者を募集します!
みなさまのお申込みをお待ちしております! 【場所】井手町まちづくりセンター椿坂 ※詳しくはこちら! |
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【3】「茶香服」など、お茶を楽しむ体験を行います!
※詳しくはこちら! |
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【4】「キッズ茶ムリエ検定」のご案内!
将来の宇治茶ファンを育て、子供のころからお茶に親しんでもらうために、小学校3年~6年生を対象に実施している「キッズ茶ムリエ検定」について、今年も9月末から来年の1月にかけて山城地域の4会場で実施します。 検定は、お茶に関する演劇を見た後で、ペーパーテストとお茶の飲み分け検定により実施します。その他、美味しいお茶の淹れ方教室やお菓子づくりのお茶に関する楽しい体験も行います。 各小学校から案内チラシを配布していますが、お子様にお茶への興味関心を広げるよい機会ですので、ぜひご応募ください。 ※応募方法等はこちら! 【実施会場】
(※和束会場は、お茶の体験活動の実施はなし。) |
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【5】「宇治茶カフェスタンプラリー」を開催しています!
2店舗以上ご利用いただいたお客様から、抽選で66名に、総額90,000円分の宇治茶カフェ利用券をプレゼントしますので、この機会に、たくさんの宇治茶カフェをご利用の上、お気に入りのお店を見つけてください♪ ≪実施期間≫ 8月1日(木)~12月31日(火) |
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【6】第72回関西茶品評会で京都府の出品茶が農林水産大臣賞を獲得しました!
8月6日から8日に開催された関西茶品評会で、てん茶は、城陽市の太田さおりさんが、玉露は京田辺市の京田辺玉露生産組合 山下新貴さんが、かぶせ茶は綾部市の有限会社両丹いきいきファームが、普通煎茶は南山城村の中窪耕司さんが、それぞれ農林水産大臣賞を獲得し、それぞれの市町村も産地賞を受賞しました。 褒賞の授与式は、11月9日(土)に開催される第72回関西茶業振興大会京都府大会において実施されます。 |
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今月は、「植物としてのお茶」の第3回です。 今回はチャの品種について少し触れたいと思います。同じ両親から生まれても見た目や性質が違うように、同じチャの木からの種子でもそれから生えたチャの木は性質が少しずつ異なります。まして多くのチャの木から集めた種子では同じものはできません。前回書きましたようにこれが在来種(雑種)の茶園です。チャに変わりはないのでここから得た新芽で作ればお茶になります。ただ栽培する農家にとっては早生や晩生が混ざっていて、収穫の適期の見極めが大変です。それで枝を切って土に挿す挿し木や、枝の一部を曲げて土の中に埋めて根を出させる取り木で苗を作ると、これは親と同じものができます。即ちクローンです。性質の優れたチャの木からこうして同じ性質の苗を作り、一枚の茶園を作ることが考えられました。挿し木は簡単に多くの苗を作れますが、最初はなかなか難しい仕事でした。それでも多くの人が研究して現在ではほぼ100%可能になりました。こうしてチャの品種が生まれたのです。 品種が生まれるのには先人の多くの努力があります。品種作成の第1期とされるのは多く篤農家によります。茶園の中でこの木が良いと思われる木から枝を取り挿し木で増やす、それを繰り返して選ばれたものです。この代表は戦前に静岡の杉山彦三郎氏が選抜した「やぶきた」です。この「やぶきた」は育てやすく、製品も香味に優れていて現在も日本の茶園の70%以上を占めます。宇治でも特産の玉露や碾茶(抹茶)に向く品種作りがなされ、碾茶向きの品種として、昭和20年代に平野甚之丞氏が「あさひ」を、小山政次郎氏が「さみどり」を選抜しました。いずれも収量や品質に優れ、覆い下栽培に適し抹茶には欠かせぬ品種とされています。さらに京都府茶業研究所で「ごこう」が玉露向きの品種として選抜されました。 先にも書きましたがこれは極めて忍耐のいる作業であり、品種として認められるのには長い年月が必要です。こういう地味な研究作業があった事を忘れてはなりません。いったん作れたとしても対病虫害性や作り易さに優れていなければ普及はしません。またチャは野菜と違い永年作物で新しい品種を導入しようとしても、苗を植えてから収穫までに数年かかります。茶園の更新にはこうしたリスクが伴います。それにもかかわらず品種茶園が増えたのは生産農家の大きな決断があったからです。こうした魅力的な品種の完成によってお茶の品質は飛躍的に向上したといえます。 |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2019年9月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebook「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove □ Twitter「うじちゃ~る人」https://twitter.com/ujicharle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2019 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |