2019年5月号(Vol.83)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
5月号(Vol.83)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

令和の幕開けとともに、待ちに待った新茶の季節到来です。
爽やかな香りと味わいの宇治茶をお楽しみください。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」いよいよ明日開催です!
 【2】「宇治茶カフェガイドブック2019」が完成しました!
 【3】令和最初の「宇治茶ムリエ講座」を開催します。参加者募集中!
 【4】2019年度の宇治茶レディが決定しました!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第79回 小山茂樹さん
  バス通り裏
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トピックス
【1】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」いよいよ明日開催です!


≪日時≫ 5月2日(木)10:00~15:00
≪会場≫
第1会場…宇治茶会館・茶業センター茶園
     (宇治市宇治折居25)
第2会場…京都府農林水産技術センター
     農林センター 茶業研究所
     (宇治市白川中ノ薗1)

 令和の時代が始まりましたが、この季節にしかできない「新茶の茶摘み」や「美味しいお茶の淹れ方教室」など、お茶にちなんだ様々な体験ができる催しを今年も開催します。

 今回初めて、小中学生が宇治煎茶を振る舞う「キッズ・ジュニア茶ムリエマスターによる呈茶」を実施するほか、「抹茶アート体験」や「水出し宇治茶BAR」、「茶摘み娘との記念写真撮影会」など、好評のコーナーが盛りだくさん♪

 京阪・JR宇治駅から会場までは、内外装が宇治茶をイメージした宇治茶バス等、無料シャトルバスを運行!

※詳しくはこちら
※入場無料(一部体験有料)、事前申込不要です。

【2】「宇治茶カフェガイドブック2019」が完成しました!


 おいしい宇治茶のメニューが揃い、宇治茶の歴史、文化、淹れ方等の説明ができる飲食店などを、「宇治茶カフェ」として認定していますが、2019年版の「宇治茶カフェガイドブック」が完成しました。

 お店によってメニューも雰囲気も多種多様で、お茶に詳しい方でも、お茶初心者の方でも楽しんでいただけるお店ばかりです♪

 JR京都駅の京都総合観光案内所「京なび」や山城地域の観光案内所などに置いていますので、ぜひお手にとってご覧ください!


 4月19日(金)には新規認定店5店舗の認定式を開催し、認定証と盾を交付しました。

※詳しくはこちら

【3】令和最初の「宇治茶ムリエ講座」を開催します。参加者募集中!


≪日時≫ 令和元年5月29日(水)
     第1部 10:30~11:30 定員20名
     第2部 13:30~14:30 定員20名
≪会場≫ 宇治茶会館 第2会議室
     (宇治市宇治折居25-2)

 新茶を使って、宇治煎茶の美味しい淹れ方や歴史文化が学べる「宇治茶ムリエ講座」の参加者を募集しています。

 参加者全員に「宇治茶ムリエ認定証」を交付します。

※応募方法など、詳しくはこちら
※参加費無料

【4】2019年度の宇治茶レディが決定しました!


 宇治茶のPR活動をする今年度の「宇治茶レディ」に、(写真左から)橋口杏美さん、橋本佳奈さん、松岡里奈さん、河野柚花さん、天坂真理さんの5名が選ばれ、4月13日(土)に受賞式が行われました☆

 宇治茶レディは、京都府茶協同組合の宣伝事業の一環として、2010年にスタートしました。宇治茶が大好きで、宇治茶のイメージに合う女性の中から、厳正な審査で選ばれます。

 5名は、5月2日(木・祝)の「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」で本格的にデビューされ、来年3月までの1年間、宇治茶PRカレンダーや各種イベントで活躍されます♪

コラム「茶の記憶」 第79回


 今月も、宇治茶伝道師で株式会社山政小山園取締役顧問の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

 今月は、「バス通り裏」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

バス通り裏 小山茂樹

 「バス通り裏」とは、かつてNHKで放送された人気ドラマの題名である。しかし、このメールマガジンを読まれる世代の人たちにとっては遠い遠い昔の話だ。昭和33年ころから5年間、毎日午後7時のニュースに続いて生放送されたこの番組は、現在の連続テレビ小説の元になったといわれている。賑やかなバス通りからひとつ奥に入った裏路地の美容院が舞台だったが、温かい家庭と慎ましい生活が描かれ、国民的な共感を得たのである。昭和33年は、今日から上皇・上皇后となられた当時の明仁親王と正田美智子さんの婚約が発表された年で、このころから日本経済は成長期を迎える。平凡な生活の一方で新たに商売を始めようと、今でいう起業家も多かった。そんな人にとって、最初から表通りに店を構えるのは難しい。最初は裏通りから、小さな店でもともかくスタートする背中をこの「バス通り裏」が押してくれたと思う。

 商売をする上で人通りの多い表通りは絶対に有利だ。裏通りや横丁は立地の悪さを何かでカバーしないといけない。店主は工夫と努力でそれを補いながら、何より一所懸命さが客を呼び、やがて表通りの同業者を凌ぐことになる。商売は不利な点がある方がいい。条件がすべて整っていると油断が生まれやすい。私はこれを「裏通りの論理」と呼んでいる。

 しかしながら活況を呈した表通りの商店街もその後の時代の流れに逆らえず、今ではすっかり寂れてしまった。街の中心であった米屋、たばこ屋、薬屋、酒屋などは規制緩和で厳しい環境にさらされ、肉屋、魚屋、八百屋などの専門店はスーパーに取って代わられた。大型スーパーもさらに巨大量販店に押され、コンビニエンス・ストアも人手不足の影響をもろに受けている。

 これから大切なのは商店街の復活と活性化だ。宇治の商店街は成功しているよい例だ。インバウンドに負うところは多いが、それぞれが観光客を呼び込む工夫を怠らない。路地裏に次々開店した小さなレストランでは味で勝負とばかり頑張っているのは、まさにバス通り裏の努力だ。買い手と売り手の何気ない会話は人を集める。皆に買い物の楽しみを取り戻してほしいと思っている。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2019年5月1日
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