2017年9月号(Vol.63)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 9月号(Vol.63) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
少しずつ秋めいてきた京都から、爽やかな宇治茶情報をお届けします。 … トピックス ………………………………………………………………………… … 「お茶の京都博」特集…………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】「宇治茶カフェスタンプラリー」開催中! 良質な宇治茶のメニューが3種類以上揃い、宇治茶の歴史・文化・淹れ方などの説明が受けられる「宇治茶カフェ」のスタンプラリーを実施しています! 3店舗以上ご利用いただいたお客様から、抽選で43名に、総額95,000円分の宇治茶カフェ利用券をプレゼントいたします☆ この機会に、たくさんの宇治茶カフェをご利用の上、お気に入りのお店を見つけてください♪ ≪実施期間≫ 8月25日(金)~12月31日(日)
※スタンプは1店舗1個限り ☆スタンプカード入手方法など、詳しくはこちら! |
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【2】「キッズ茶ムリエ検定」の参加者を募集しています!
宇治茶の歴史などのペーパーテストや飲み分け検定により、宇治茶の物知り度を試すことができます☆ 宇治茶のお菓子づくりや保護者向けの宇治茶の淹れ方教室といった体験プログラムも行いますので、ぜひ親子連れでご参加ください♪
※日時はいずれも13:30~16:00 ☆申込方法など、詳しくはこちら! |
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【3】関西茶品評会で京都府の出品茶が上位に入賞しました!
8月1日(火)から3日(木)までの3日間、愛知県で第70回関西茶品評会が行われました。 京都府の出品茶が、普通煎茶と玉露の部で農林水産大臣賞を獲得するほか、多くの賞を受賞しました! なお、褒賞授与式は、12月16日(土)に愛知県豊田市で行われます。 ≪参考≫農林水産大臣賞受賞者 |
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【1】UJI-CHA Fair 2017ナビを作りました! 山城各地で開催される楽しいイベントを、やましろのたからものである宇治茶にあやかって「UJI-CHA Fair」と名付けています。 この秋冬に開催される56イベントを1冊にまとめました! 主に次の場所で、9月6日(水)頃から配布していますので、ぜひお手にとって「お茶の京都」やましろにお越しください♪ 【配布場所】 一部のイベントでは、来場者に「お茶の京都デザインの宇治茶一煎パック」を配布します☆ |
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【2】近日開催予定のイベント紹介!
宇治茶巡りガイドツアー(9月16日(土)~10月15日(日)ほか10:00~12:10/13:30~15:40 JR宇治駅前観光案内所集合) 手間ひまをかけて栽培され続けている茶園や、江戸時代以来の茶師の建物である長屋門、明治時代の茶商屋敷や製茶工場、茶農家の町屋など、宇治茶のルーツを巡る旅に地元ガイドが案内します!
城陽市青谷の里山に自生するキノコを採取して、ルーペや虫眼鏡で観察を行います☆
古来、木津川の肥沃な砂地(あらす)で栽培される美味しい寺田いも。いも掘りをして自分で掘った3株を持ち帰れます♪
興聖寺、京都府茶業会館、宇治上神社拝殿でお茶席が設けられるほか、宇治公園中の島では、お茶飲みコンクールや抽選会などが開催されます。
約30団体が植樹・木工教室・寄せ植え等の体験ブースや活動紹介のブースを出展します。また、ステージ発表や大芝生広場でのレクリエーションも実施します♪
茶源郷和束ならではの茶畑と民家が隣り合った農道、里道ハイキングで目的の茶畑へ向かいます。茶畑での秋番茶の刈取り体験を通じて地元の茶農家と交流を楽しめます♪ ☆詳しくはこちら! |
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今月は、「宇治茶と初期「茶の湯」(3)」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 前回、別儀と無上は、品質で分けた初期ブランドであるとする説を示しましたが、それとは異なる説もみられます。 たとえば、永禄七年(1564)堺の茶人・直松斎春渓『分類草人木』には、 当時の茶の色を奔走するに依りて、蒸しを控ゆる故に風味悪し。昔は味を本とす。良く蒸す故に葉の形鷹の爪の如し。 とあります。 訳しますと「現在の茶は、その色をよくしようとして、蒸し加減を控えたために、風味がよくありません。昔は、お茶は味の良さを基本としました。つまり、良く蒸したために、葉の形が鷹の爪のようでした」となります。 永禄七年といえば、すでに別儀が登場して十六年は経っているため、「当時」と「昔」をどこまでの範囲とするのかという問題もありますが、この茶の色をよくするために蒸し時間を短くしたために風味が悪くなったと評価された茶は「別儀」のことで、昔の茶が「無上」と見ることもできるのではないでしょうか。 慶長十七年(1612)の『僊林』にも、 別義のほこり、珠光は松花の青香に茶を御入れしに、持ち過ぎて茶いるるにより、隠密に宇治へ一倍にて無上をあつらえるなり。蒸しを卒度してと云う。別義と云うなり。 とあり、別儀のおこり(はじまり)は、珠光がひそかに宇治に頼んで、通常の二倍の金額を払い、オリジナルの無上=別儀をあつらえたことからであるとしています。その際には「そっとして」、つまり通常の無上よりも、蒸しを浅くして(蒸し時間を短くして)、という注文をつけていたとしています。 この内容は『分類草人木』の内容と一致しますね。但し、珠光の没年は文亀二年(1502)で、別儀登場の時期とは合わないため、『僊林』では、別儀の登場を珠光に仮託されたものとみられます。「仮託」というのは、かこつけること。つまり珠光のような有名人がしたことにしておいたほうが、聞こえが良いから、このような話にしたものとみられます。 |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2017年9月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebookページ「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2017 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |