2017年12月号(Vol.66)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
12月号(Vol.66)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

色づく京都の美しい風景を愛でながら、宇治茶で癒しのひとときをお過ごしください。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「全国手もみ製茶技術競技大会」が開催されました!
 【2】「キッズ茶ムリエ検定」の参加者を募集しています!
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… 「お茶の京都博」特集……………………………………………………………
 ○実施中のキャンペーン&近日開催予定のイベント紹介!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第62回 小山茂樹さん
  大福茶
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トピックス
【1】「全国手もみ製茶技術競技大会」が開催されました!


 11月22日(水)、「第21回全国手もみ製茶技術競技大会」が、宇治市の宇治茶会館で開催されました。

 製茶技術の原点である手もみ技術の向上と継承を目的に、各地の保存会でつくる全国手もみ茶振興会などが例年開催しているもので、今年は「お茶の京都」ターゲットイヤーに合わせ、初めて京都府での開催となりました。

 京都府の5チームを含め、全国から25チーム(3人一組)が参加し、新潟県の村上茶手揉保存会が優勝しました。

【2】「キッズ茶ムリエ検定」の参加者を募集しています!


 将来の宇治茶ファンを育てるため、小学3~6年生を対象に、子どもの頃からお茶に親しんでもらう「キッズ茶ムリエ検定」を実施しています!

 宇治茶の歴史などのペーパーテストや飲み分け検定により、宇治茶の物知り度を試すことができます☆

 茶団子づくりや保護者向けの宇治茶の淹れ方教室といった体験プログラムも行いますので、ぜひ親子連れでご参加ください♪

《日時》2018年1月20日(土)
    13:00~16:30
《会場》城陽市南部コミュニティセンター
《定員》60名(応募者多数の場合抽選)
《申込締切》12月17日(日)(延長の可能性あり)

※申込み方法など、詳しくはこちら

「お茶の京都博」特集
○実施中のキャンペーン&近日開催予定のイベント紹介!

≪特別キャンペーン≫

国道163号愛称「京都いづみチャーミングロード」決定記念ワンコインスタンプラリー
【期間】2017年11月10日(金)~2018年2月18日(日)


 国道163号の愛称が「京都いづみチャーミングロード」に決定したことを記念して、沿道の木津川市・笠置町・和束町・精華町・南山城村でスタンプラリーが開催されています!
 参加施設をご利用されると、抽選で素敵な賞品が当たったり、お得な特典が受けられます♪
☆詳しくはこちら

≪エリアイベント≫

お茶の京都記念・マチナカ鍋フェスタ(12月3日(日)9:30~15:30 天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館ほか)


 過去7年にわたり開催の「全国ご当地鍋フェスタ「鍋-1グランプリ」」をお茶の京都博にあわせ、町中を会場にして競います!
 全国のご当地鍋やご当地グルメの出店に、地元笠置町や山城地域の鍋が挑みます☆
☆詳しくはこちら


≪市町村イベント(UJI-CHA Fair 2017)≫

光のページェントTWINKLE JOYO 2017(12月1日(金)~25日(月)17:30~21:30 城陽市総合運動公園(鴻ノ巣山運動公園))

 冬の夜空に約75万球が輝きます☆
 今年で16回目のイベントで、昨年は約16万人が来場しました!
 団体や企業、グループから募った個性あふれるデザインを、ボランティアの協力のもとで装飾します♪


第23回山背古道とことんウォーク(12月3日(日)9:00集合・出発 山背古道(JR城陽駅前~井手町~木津川市役所玄関前駐車場)

 全行程23キロの山背古道を歩くウォーキングイベント!
 途中、中天満神社、井手町まちづくりセンター椿坂、JR棚倉駅前での「ほっとコーナー」では、特産品販売などのサービスが行われます♪


京都で一番早くさくらが咲くまちプロジェクト(12月3日(日)10:00~15:00 井手町まちづくりセンター椿坂)

 「山背古道とことんウォーク」のイベントにあわせて、一般的な桜よりも開花が早い河津桜と山吹の植樹、食に関するイベントが開催されます!
 京都産業大学の学生による、地域活性につながるイベント等も同時開催されます☆


京都やましろ農協井手町支店直売所「なごやか市」年末フェア(12月23日(土)(予定)9:00~14:00 JA京都やましろ井手町支店)

 おなじみの新鮮野菜やカキ、ミカン等はもちろんのこと、年末年始の必需品も取りそろえています☆
 焼きそば、ちらし寿司、塩干物やスイーツの販売、ほうじ茶詰め放題等のイベントも開催します♪

☆詳しくはこちら

コラム「茶の記憶」 第62回


 今月も、宇治茶伝道師で株式会社山政小山園取締役顧問の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

 今月は、「大福茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

大福茶 小山茂樹

 大服とはたっぷりと抹茶を点てることである。西大寺の大茶盛りなどが分かりやすい例だが、この服が福に通じるところから「大福茶おおぶくちゃ」は新年の祝儀茶となった。正月の若水(福水)で湯を沸かし、新年の平穏無事を祈って一家そろって抹茶をいただく。茶人や茶師の家に古くから伝わる元旦の伝統行事だ。

 一方、煎茶に梅や昆布を入れて飲む大福茶があり、むしろこちらの方が一般的だろう。古く村上天皇の治世であった天暦5(951)年、都に疫病が流行したとき六波羅密寺の空也上人が梅と昆布を入れた茶を振る舞ったところ、疫病が収まったという。村上天皇はこの茶を元旦に服し、人々の無病息災を祈願したところから、天皇が服する茶ということで「皇服茶」あるいは「王服茶」とよばれたものが、後に大福茶となった。

 大福茶は抹茶でも煎茶でも、その家に伝わる祝い方があってさまざまだ。歳末の茶店では煎茶と縁起ものがセットになって売り出される。梅はよわい重ねる、結び昆布は喜ぶ、炒り大豆はまめで元気であるようにとの願いが込められている。北野天満宮の神梅はご利益があるし、豆の代用に玄米茶を用いるのもよい工夫だ。

 話は変わるが、年末年始はお酒を呑む機会が多い。分かっていても二日酔いに悩まされるお父さんも多いはずだ。お茶が悪酔いの予防になるのは、茶業者なら経験的によく知っている。西大寺の叡尊上人は酒盛に代わる茶盛を人々に施して、不飲酒戒の実践とした。また村上天皇が茶を飲んだきかっけは二日酔いに効果があったからだとする説もある。昔の人は茶に酒の解毒作用があることに気づいていたのかもしれない。
 

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2017年12月1日
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