2017年12月号(Vol.66)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 12月号(Vol.66) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
色づく京都の美しい風景を愛でながら、宇治茶で癒しのひとときをお過ごしください。 … トピックス ………………………………………………………………………… … 「お茶の京都博」特集…………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】「全国手もみ製茶技術競技大会」が開催されました!
製茶技術の原点である手もみ技術の向上と継承を目的に、各地の保存会でつくる全国手もみ茶振興会などが例年開催しているもので、今年は「お茶の京都」ターゲットイヤーに合わせ、初めて京都府での開催となりました。 京都府の5チームを含め、全国から25チーム(3人一組)が参加し、新潟県の村上茶手揉保存会が優勝しました。 |
【2】「キッズ茶ムリエ検定」の参加者を募集しています!
宇治茶の歴史などのペーパーテストや飲み分け検定により、宇治茶の物知り度を試すことができます☆ 茶団子づくりや保護者向けの宇治茶の淹れ方教室といった体験プログラムも行いますので、ぜひ親子連れでご参加ください♪ 《日時》2018年1月20日(土) ※申込み方法など、詳しくはこちら! |
○実施中のキャンペーン&近日開催予定のイベント紹介!
≪特別キャンペーン≫ 国道163号愛称「京都いづみチャーミングロード」決定記念ワンコインスタンプラリー
≪エリアイベント≫ お茶の京都記念・マチナカ鍋フェスタ(12月3日(日)9:30~15:30 天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館ほか)
光のページェントTWINKLE JOYO 2017(12月1日(金)~25日(月)17:30~21:30 城陽市総合運動公園(鴻ノ巣山運動公園)) 冬の夜空に約75万球が輝きます☆
全行程23キロの山背古道を歩くウォーキングイベント!
「山背古道とことんウォーク」のイベントにあわせて、一般的な桜よりも開花が早い河津桜と山吹の植樹、食に関するイベントが開催されます!
おなじみの新鮮野菜やカキ、ミカン等はもちろんのこと、年末年始の必需品も取りそろえています☆ ☆詳しくはこちら! |
今月は、「大福茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 大服とはたっぷりと抹茶を点てることである。西大寺の大茶盛りなどが分かりやすい例だが、この服が福に通じるところから「大福茶」は新年の祝儀茶となった。正月の若水(福水)で湯を沸かし、新年の平穏無事を祈って一家そろって抹茶をいただく。茶人や茶師の家に古くから伝わる元旦の伝統行事だ。 一方、煎茶に梅や昆布を入れて飲む大福茶があり、むしろこちらの方が一般的だろう。古く村上天皇の治世であった天暦5(951)年、都に疫病が流行したとき六波羅密寺の空也上人が梅と昆布を入れた茶を振る舞ったところ、疫病が収まったという。村上天皇はこの茶を元旦に服し、人々の無病息災を祈願したところから、天皇が服する茶ということで「皇服茶」あるいは「王服茶」とよばれたものが、後に大福茶となった。 大福茶は抹茶でも煎茶でも、その家に伝わる祝い方があってさまざまだ。歳末の茶店では煎茶と縁起ものがセットになって売り出される。梅は齢重ねる、結び昆布は喜ぶ、炒り大豆はまめで元気であるようにとの願いが込められている。北野天満宮の神梅はご利益があるし、豆の代用に玄米茶を用いるのもよい工夫だ。 話は変わるが、年末年始はお酒を呑む機会が多い。分かっていても二日酔いに悩まされるお父さんも多いはずだ。お茶が悪酔いの予防になるのは、茶業者なら経験的によく知っている。西大寺の叡尊上人は酒盛に代わる茶盛を人々に施して、不飲酒戒の実践とした。また村上天皇が茶を飲んだきかっけは二日酔いに効果があったからだとする説もある。昔の人は茶に酒の解毒作用があることに気づいていたのかもしれない。 |
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