2016年11月号(Vol.53)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
11月号(Vol.53)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

行楽シーズンにぴったりな宇治茶情報をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治茶カフェ認定店」を募集
 【2】お茶の京都「King of 茶ムリエ」大会への参加者募集中!
 【3】「UJI-CHA Fair2016」後期イベント(11月)の開催状況!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第49回 林屋和男さん
  お茶の効能
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トピックス

【1】「宇治茶カフェ認定店」を募集

 宇治茶の郷づくり協議会では、おいしい宇治茶のメニューが揃うとともに、その歴史・文化、淹れ方等の説明ができる喫茶店などを、「宇治茶カフェ」として認定しています。

認定基準は次のとおり。
・京都府内及び東京都特別区内に所在している店舗
・3種類以上の品質の良い宇治茶が飲めるメニューを提供していること
・店づくり、雰囲気づくりにおいて、宇治茶をPRする演出や工夫をしていること
・NPO法人日本茶インストラクター協会が認定した日本茶インストラクターや日本茶アドバイザーなどが配置されており、お茶の淹れ方等の説明ができること

<申込締切>
 平成28年11月30日(水)(当日消印有効)
<申込方法>
 「京都府茶業会議所 宇治茶カフェ募集案内」(https://www.ujicha.or.jp/)で申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、宇治茶の郷づくり協議会事務局までお申し込み下さい。
 TEL:0774-23-7713 FAX:0774-23-9651

【2】お茶の京都「King of 茶ムリエ」大会への参加者募集中!

 12月4日(日)に宇治茶会館で開催の、お茶の京都「King of 茶ムリエ」大会への参加者を募集しています。

<参加資格>
 「宇治茶ムリエ」養成講座受講者
<申込み先>
 京都府山城広域振興局農林商工部企画調整室
 (〒611-0021 宇治市宇治若森7-6)
<申込方法>
 (1)名前(フリガナ)、(2)住所、(3)電話番号、(4)宇治茶ソムリエ認定番号を記載の上、郵便はがき又はFAX(0774-22-8865)でお申し込み下さい。

【3】「UJI-CHA Fair2016」
   後期イベント(11月)の開催状況!

 11月の「UJI-CHA Fair2016」開催状況は以下のとおりです。

【開催概要】

11/ 3(木・祝) 10:00~16:00
15:00~16:00
10:00~15:30
第37回JOYO産業まつり
城州白スイーツコンテスト in 城陽2016
宇治田原町商工祭
  5(土) 18:30~21:00 笠置もみじまつりライトアップ オープニングイベント
  5(土)~6(日) 10:00~16:00頃
10:00~15:00
10:00~16:00
久御山町文化祭
井手町文化祭(農林業祭)
茶源郷まつり2016
  6(日) 9:00~15:00
8:30~16:00
木津川市やましろまつり
ツアー・オブ・茶いくるライン in 京都やましろ
  6(日)~20(日) 10:00~16:00 木津川アート2016
  12(土) 10:00~16:00 第69回関西茶業振興大会京都府大会「宇治茶」まつり消費イベント
  13(日) 10:00~16:00
10:00~16:00
山背彩りの市2016
木津川市木の津まつり
  20(日) 9:00~15:00
10:00~15:00
9:30~15:30
京田辺市産業祭
笠置もみじまつり
せいか祭り2016
  23(水・祝) 9:00~15:00
10:00~15:00
JA京都やましろ宇治田原町支店第22回農協祭
2016むら活き生きまつり
  26(土) 18:00~21:00 笠置もみじまつりライトアップイベント
  27(日) 9:00集合・出発
10:00~15:00

9:00~15:30

第22回山背古道とことんウォーク
京都で一番さくらが咲くまちプロジェクト~いやしの里~いでの花回廊
山城多賀フルーツライン感謝祭

 イベントによっては特典もありますので、「UJI-CHA Fair2016」ナビをご持参し、ぜひ足をお運び下さい。

コラム「茶の記憶」 第49回


 今月からは、宇治茶伝道師の林屋和男さんにコラムをご紹介いただきます。

 今月は、「お茶の効能」という題目でコラムをお寄せいただきました。

お茶の効能 林屋和男

 今回は少し視点を変えて、茶の効能について書きます。現在茶は嗜好性の高い飲み物ですが、その昔中国から日本に伝えられた時は薬としての役割が大きかったようです。最初に伝えられたのは平安時代初期です。遣唐使として中国の文化を学んだ最澄・空海らは当時最高の科学であった仏教を学ぶとともに、茶を飲み物としてばかりでなく薬として持ち帰りました。茶の素晴らしさを知った嵯峨天皇は五畿内を含む各地に茶を植え、広めるように命じました。また京の都の大内裏の東側には茶園が作られ薬殿の役人が製茶していました。

 中国でも茶の始まりは今から数千年前、神農と言う皇帝が人民の病気を癒すため山野に入って薬草を求め、色々な植物を食べてみて、もし毒草を食べた時には茶の葉を齧って毒を消したと伝えられています。勿論これは神話の世界の話でしょうが、その頃から茶の薬効が知られていたとも考えられます。

 現代科学によって様々な茶の薬効が証明されています。昔の人は化学的な知識が無くても経験によって知っていたのでしょう。

 神農から数千年の間茶は飲み続けられてきました。これだけ飲み続けられても副作用はないようです。時に眠れないということはあるでしょうが。また「良薬口に苦し」といいますが飲んで美味しい薬でもあります。

 さらに昔の人は経験から茶の効能について記しています。

 鎌倉時代に中国宋から抹茶を伝えた栄西禅師は「喫茶養生記」を著しその中で一般の薬は一つの病気に対して効果があるだけだが、茶は全ての病に効く万能薬であると述べています。

 日本で茶の薬効が医学的に研究された最初は戦前のことです。1933年頃京都帝国大学医学部の蓑和田博士というお医者さんが糖尿病の患者に抹茶を飲ませてみて、症状が軽減することを証明されました。これは現在茶のカテキンに血糖値を下げる効果があることで証明されています。

 もちろん茶は嗜好品です。厳密な意味の薬ではありません。もし薬として登録されたら、薬局で茶を買い求めなければならないかもしれませんね。最近効能に注目したトクホとして販売されていることもあります。

 茶の効能について歴史から始めたために、前置きが長くなりました。

 次回は各論に入りたいと思います。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2016年11月1日
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