2016年10月号(Vol.52)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
10月号(Vol.52)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

秋の気配を感じる京都から、ゆっくり味わいたい宇治茶情報をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】キッズ茶ムリエ検定を開催!
 【2】第四回「T-1グランプリ in 宇治」を開催!
 【3】「UJI-CHA Fair2016」後期イベント(10月)の開催状況!
 【4】「宇治茶文化講座2016」の開講!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第48回 小山茂樹さん
  「玉露のおいしい淹れ方」って?
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トピックス

【1】キッズ茶ムリエ検定を開催!

 小学3~6年生を対象に、おいしいお茶の淹れ方教室や茶団子づくりを学ぶ『宇治茶大好き!キッズ「茶ムリエ」検定』を今年も開催します。

【内容】
・宇治茶大好き検定(ペーパーテスト20問:100点)
・お茶の飲み分け検定(茶香服5種:50点)
・お茶の淹れ方教室及びお茶のお菓子づくり
~宇治茶大好き検定とお茶の飲み分け検定の合計得点105点以上で、キッズ「茶ムリエ」に認定~

【開催日程】
10月10日(月・祝) やわた流れ橋交流プラザ四季彩館(定員60名)
10月16日(日)   京田辺市立中央公民館(定員80名)
11月23日(水・祝) 木津川市山城総合文化センター(定員80名)
11月27日(日)   宇治茶会館(定員80名)
2月5日(日)    城陽市南部コミュニティセンター(定員80名)

【参加申込】
NPO法人山城こみねっと キッズ「茶ムリエ」担当(0774-46-1699)
(※なお、既に募集は開始しており、会場によっては定員に達しているところもあります)

【2】第四回「T-1グランプリ in 宇治」を開催!

 「急須でお茶を・・・」をテーマに第四回「T-1グランプリ in 宇治(宇治茶の郷・京都大会)」が開催されます。

【日時】12月18日(日)13時~16時
【会場】宇治茶会館
【内容】・筆記クイズ(茶レンジ1)
    ・お茶の種類当て競技(茶レンジ2)
    ・お茶の淹れ方競技(茶レンジ3) など
【対象者】小学校3~6年生の子ども60名(先着順)

募集期間:平成28年11月30日(水)まで。
申込み先:京都府茶協同組合(TEL.0774-23-7711/FAX.0774-23-7732)
申込方法:はがき又はファックス

多数の参加者をお待ちしています。

【3】「UJI-CHA Fair2016」
   後期イベント(10月)の開催状況!

 10月の「UJI-CHA Fair2016」開催状況は以下のとおりです。

【開催概要】

10/ 15(土) 10:00~15:00 いでちょう百縁商店街
  16(日) 9:00~15:00
10:00~15:00
第28回城陽茶まつり
宇治田原町ふるさとまつり
  17(月)~20(木) 9:30~15:30 第4回木津川市ものづくりフェア
  22(土)~23(日) 12:00~16:00
10:30~16:00頃 
京都宇治スイーツフェスタ
“じょうようお茶の日”お茶席無料招待
  23(日) 9:30~12:00
10:00~15:00
城陽・国史跡をめぐる歴史ウォーク
くみやま商工会フェスタ
  29(土)~30(日) 10:00~16:00 木津川市かもまつり
  29(土)~11/6(日) 9:00~13:00 2016秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉(木津川市)
  29(土)~12/11(日) 9:00~17:00 石清水八幡宮国宝指定記念 特別展(八幡市)

 イベントによっては特典もありますので、「UJI-CHA Fair2016」ナビをご持参し、ぜひ足をお運び下さい。

【4】「宇治茶文化講座2016」の開講!

 宇治茶の文化的景観の世界文化遺産登録に向けて、府民が宇治茶の魅力と価値を学ぶ場として、京都文教大学とともに、下記のとおり文化講座を開催します。

【講座概要】

第1回  10/12(水) 「宇治茶の中世史~伝承と史実の間~」
第2回 11/16(水) 「宇治茶の香りの不思議」
第3回 12/10(土) 『「嘉木歴欄」と永谷家文書~文書調査と全翻刻作業から~』
第4回 12/10(土) 「宇治茶を海外に伝える~宇治茶の普及活動より~」
第5回 1/11(水) 「宇治茶観光 in 宇治田原」
第6回 2/8(水) 「生産景観を生かしたまちづくり in 和束町」

【会場・定員】
第1回・第2回 京都文教大学光暁館1F第1会議室(各回定員40名)
第3回・第4回 京都文教大学14号館101会議室(各回定員80名)
第5回・第6回 京都文教大学光暁館1F第1会議室(各回定員40名)

【参加申込み】
申込み先:京都文教大学フィールドリサーチオフィス
     (TEL:0774-25-2630/FAX:0774-25-2822/
      メール:fro@po.kbu.ac.jp
申込期限:各回前日まで
※申込みの際は、(1)氏名、(2)連絡先を電話、FAX、メールにより連絡

コラム「茶の記憶」 第48回


 今月も、宇治茶伝道師の小山茂樹さんにコラムを御紹介いただきます。

 今月は、「玉露のおいしい淹れ方って?」という題目でコラムをお寄せいただきました。

「玉露のおいしい淹れ方」って? 小山茂樹

 宇治茶の郷づくり協議会主催の「宇治茶文化講座2016」が、東京国立博物館(茶室応挙館)を会場に、9月9日から3日間の日程で開催された。合計7コマの講義とお茶の淹れ方体験に、のべ350人もの消費者が都内から集まった。

 梅花女子大学の橋本素子先生、宇治茶伝道師の古川嘉嗣氏、そして私の3人が講師となり、宇治茶の歴史や文化、宇治茶の生産について講義させていただいた。9月は口切り茶事には少し早いが、ひと夏を越してお茶がおいしくなるとき。日本茶インストラクターの協力を得て、煎茶、玉露、抹茶を飲みながら受講者と楽しいひとときを過ごすことができた。私は玉露のおいしい淹れ方を担当した。

 ところで、かつて玉露が売れなくなった時期がある。30年も前になるだろうか、それは正しい淹れ方が消費者に伝わっていないからだと、われわれ茶業者は考えた。「何グラムの茶葉をいれて、湯は何CC、適温は何度で、何分淹れる」。こんなことを一生懸命説明しながら各地で講習会を開いたが、結果は「そんな難しいことは面倒だ」と、かえって尻込みされることになってしまったのである。そんな反省から、私はなるべく数字を使わないようにしてきた。今回も自分なりに工夫した説明をつけ加えた。

(1)葉は小さじで大盛り3杯。紅茶の宣伝ではないが、「1杯目はあなたに、2杯目は自分に、3杯目は急須に」。これで3人分だ。
(2)ポットの湯気が消えるころが70度。湯冷ましに移して底から持ち上げたとき、温かく感じるくらいが人肌で、これが適温。
(3)茶葉と湯量は1対1。心もち湯が多くてもいいが、ひたひたと浸かる程度。
(4)茶葉が少し開いてさみどり色になりかけた時が頃合いの時間。約3分から5分くらいの間に、亭主はよもやま話で客と触れあうのである。
(5)茶碗に注ぎ分けるときは均等に。最後の一滴がまさに玉の露、エキスが詰まっている。

 茶は嗜好品だ。人の好みも違う。基本はひとつ「香りを楽しむときは熱い目に、味は楽しむときは温(ぬる)い目に、そして茶葉は多い目に」。誰もが自分に合った淹れ方を工夫してもらうのが一番だと思う。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2016年10月4日
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