2015年12月号(Vol.42)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 12月号(Vol.42) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。 寒い冬でもほっこり温まる宇治茶情報をお届けします。 … トピックス ………………………………………………………………………… … UJI-CHA Fair 2015のお知らせ ……………………………………………… … 日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて ……………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
◯宇治茶大好き!キッズ「茶ムリエ」検定を実施 「将来の宇治茶ファン」を育てるとともに、子どもの頃からお茶に親しむ「お茶育」を進めるため、小学3年~6年生を対象に宇治茶大好き!キッズ「茶ムリエ」検定を行いました。 できるだけ多数の小学生に参加してもらうため、京都府山城地域の4会場で、10月17日(土)に木津川市、10月25日(土)に京田辺市、11月1日(土)に八幡市、11月29日(日)に宇治市で実施。約300人の受講がありました。 参加した子どもたちからは、「宇治茶が好きになった、また参加したい」などの感想も寄せられるなど、宇治茶に親しみ、知ってもらうきっかけづくりとなりました。 |
【1】「ゆいはん号」お茶所を走る!今からでも乗れます! UJI-CHA Fair2015イベント会場や、日本遺産を巡回。各停留所でガイドがお待ちしています。各ツアー2,000円(小学生以下は半額)で一日乗り放題。 今年2月に京都やましろ観光大使に就任したAKB48横山由依さんのラッピングバスも走ります。ご乗車いただいた方には、もれなく『京都やましろ観光大使オリジナルステッカー』をプレゼント!前日まで受け付けしています。 [日程] [お申込み] [お問い合わせ先] |
【2】UJI-CHA Fair2015 12月のイベント 12月19日(土)9時~15時30分 |
【1】日本遺産国際発信事業でパリ市民が玉露と抹茶を体験 文化庁がパリで行った日本遺産国際発信事業で、「日本茶800年の歴史散歩 ~京都・山城」をPRしてきました。パリ市民を対象に、玉露の淹れ方教室及び抹茶の点て方教室を開催しました。 二日間で80人余りのパリ市民が、日本茶インストラクターと一緒に茶器や茶筅を扱い、普段は飲まない玉露や抹茶を楽しみました。教室を通じて、宇治茶と山城地域を宣伝しました。 |
【2】ショートムービー「もうひとつの京都」スピンオフ版を公開! 9月5日(土)の日本遺産認定記念シンポジウム「日本遺産を知る」で上映しました本上まなみさんのビデオレター「日本遺産『日本茶800年の歴史散歩』~京都・山城」を訪ねて」の後編が完成しました。 京都府HP「もうひとつの京都、行こう。」 |
【3】宇治茶世界文化遺産登録推進シンポジウム 12月5日(土)に、世界文化遺産登録に向け、世界文化遺産に登録されているフランス サン・テミリオンの取り組みに学ぶシンポジウムを開催したところ、約320人の来場がありました。 フランス文化省保護地区・建築局長のフランソワ・ゴンドランさんと、京都大学名誉教授の金田章裕さんによる講演をはじめ、日本遺産審査委員会委員のデービッド・アトキンソンさんらによる「宇治茶の文化と魅力」についてのトークセッションが開催されました。 |
先月は紅茶づくりについて書きました。だんだん寒い方に向かう今、お茶づくりは少し無理な題ですが乗りかかった船で続けます。 今回は日本緑茶です。やりやすさから言えば先月の紅茶が一番簡単です。失敗が少ないです。紅茶以外のお茶づくりはいずれも揉む前に茶の中の酸化酵素の働きを止める必要があります。これには高温を用います。日本緑茶は蒸気で蒸します。江戸時代に宇治田原の永谷宗圓さんが考えたとされています。この過程はかなり難しいので、家庭で少量作るには電子レンジを用います。 必要なものは電子レンジ、ホットプレート、キッチンペーパー、ラップ、それから勿論茶の芽です。 まず摘んできた新芽を約100グラム、ラップで軽く包んで500ワットの電子レンジに1~2分かけます。取り出して香りを嗅ぐと爽やかな香りがしていると思います。もし青臭かったら不足ですし、蒸し芋のような匂いがしたら行き過ぎです。この時は熱いですから火傷をしないように注意してください。これで蒸せたことになります。 これを団扇などで一度冷まして低温に暖めた(保温メモリ)ホットプレートに載せます。茶の芽が暖まったら揉み始めます。熱さが我慢出来たらプレートの上で揉んでください。熱さが苦手な人はホットプレートから降ろして厚紙の上などで揉んでください。始めはゆっくり、徐々に力を入れて汁が出るように揉みます。厚紙を用いる人は茶が冷たくなったらホットプレートに戻して暖めます。つまり熱を加えながら揉みます。3~40分すると茶がだんだん乾いてきます。乾き出すまではしっかり揉みます。乾き出すと速いです。ただ売られているような針のように細く長くするのは困難なので、丸く曲がった状態でも大丈夫です。お茶の葉を針のように細く作るのは日本だけです。これは日本人の美的感性によるものかもしれません。紅茶も烏龍茶も丸まった形です。 これ以上触っていると砕けてしまう状態になったら、揉むのは終了です。一度取り出してホットプレートの上にキッチンペーパーを敷き、その上に揉んだ茶を載せて乾かします。時々触ってみてパキンと折れるようになったら出来上がりです。 最初は上手くいかないかもしれません。失敗は成功の元、挫けずにチャレンジしてください。 前回書き忘れましたが、100グラムの茶の芽を揉んで乾かすと20グラム位になります。残りの80グラムは茶の芽に含まれている水分です。ですから出来上がりで100グラム欲しかったら、500グラムの茶の芽が必要です。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2015年12月11日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebookページ「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2015 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |