2013年9月号(Vol.15)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 9月号(Vol.15) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。 宇治茶の郷から初秋の宇治茶情報をお送りします。 … トピックス ………………………………………………………………………… … 第67回全国お茶まつり京都大会情報 …………………………………………… … 日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて ………………………………… … 品評会情報 ……………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】全国お茶まつり京都大会協賛
この期間に、山城地域をめぐって宇治茶の魅力を満喫してもらうため、山城地域で開催されるイベントや宇治茶歴史街道ウォーク、おいしい宇治茶をテイクアウトできる「給茶スポット協力店」(お試し券)を、手軽に携帯できるリーフレット「京都山城宇治茶の郷2013」として、この度作成しました。 京都総合観光案内所「京なび」、山城管内の市町村や山城管内の商工会議所・商工会や観光協会のほか、山城管内のJR主要駅などに、9月10日(火)以降配架していきます。 |
宇治茶の郷づくり協議会では、おいしい宇治茶のメニューが揃うとともに、その歴史・文化、淹れ方等の説明ができる喫茶店などを、「宇治茶カフェ」として認定しています。 認定基準は次のとおり。 申請期間は、宇治茶の郷づくり月間と同じ10月1日(火)から11月30日(土)まで。 お申し込み、お問い合わせは、宇治茶の郷づくり協議会事務局(電話:0774-23-7713)まで。 なお、11月30日(土)まで、全23店舗の御協力により、「宇治茶カフェ」スタンプラリーを開催しています。ぜひ、御参加ください。 詳しくはこちらから |
「将来の宇治茶ファン」を育てるとともに、子どもの頃からお茶に親しむ「お茶育」を進めるため、今回初めて、小学3~6年生を対象に、コンテスト形式によるキッズ「茶ムリエ」検定を行います。 日時:9月21日(土) 木津川市中央交流会館 演劇をヒントに解いてもらうペーパーテスト「宇治茶大好き検定」と、茶香服による「お茶の飲み分け検定」の合計得点150点満点のうち、105点以上でキッズ「茶ムリエ」に認定し、認定書と賞品を授与します。 このほか、茶団子づくりやおいしいお茶の淹れ方教室など楽しい体験のほか、参加賞として、自分だけの湯のみが作れる「らくやき湯のみキット」を参加者全員にプレゼント。 12月8日(日)には、京都府茶協同組合等の主催による「T-1グランプリin宇治」が予定されており、キッズ「茶ムリエ」や一般応募のお子さんによるチャンピオンが決定されます。 山城地域にお住まいの該当の小学3~6年生には、学校を通じて参加申込書をお渡ししますので、ぜひお申し込みください。 詳しくはこちらから。 |
第67回全国お茶まつり京都大会において、宇治市を会場に、多くの府内外の観光客の方に宇治茶のまちと宇治茶を楽しんでいただく「宇治茶の魅力発信イベント」の概要が決定しました。 日時:11月16日(土)9:30~16:00 11月17日(日)10:00~16:00 場所:JR宇治駅前、京阪宇治駅前、宇治市役所、 宇治橋通り商店街、宇治市産業会館等 11月16日は、宇治橋通り商店街が歩行者天国に なります。 主な内容:ウェルカムアトラクション 宇治中学校ブラスバンドなどによるマーチングパレードなど 「宇治茶を感じる」 ほんまもんの宇治茶を味わうや再現「名水汲み上げの儀・口切りの儀」、 宇治茶の手もみ実演など 「宇治茶を楽しむ」 聞き茶巡り&スタンプラリーや宇治茶スウィーツ勢揃い!、 抹茶ラテアートをつくろうなど 「宇治茶を学ぶ」 宇治茶を世界遺産に(パネル展示)やおいしいお茶の淹れ方教室など 今回は、これら盛りだくさんの催しを、宇治市内の茶関係団体や商工・観光関係団体、教育関係団体、鉄道会社等による「宇治イベントネットワーク」が実施・協力して行います。 10月号では、さらに詳しい内容をお伝えします。 |
○日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録検討委員会(第3回)を開催
当日は、これまでの検討委員会での主な意見や調査研究部会による現地調査の結果報告に続き、提案のコンセプトとして、(1)資産の名称を「日本茶のふるさと『宇治茶生産の景観』」とすること、(2)構成資産の候補を、「覆下栽培・露地栽培の茶園と集落景観」を一次生産・加工の柱とすることに加え、宇治茶の特徴である「合組(ブレンド技術)」を二次加工の生産という概念に入れ、「茶師・茶商の屋敷群」を宇治茶生産の景観とすることなどが提案され、検討が行われました。 今後は、引き続き、調査研究部会での検討や市町村との個別協議などを行い、12月~1月の検討委員会で提案書を協議する予定としています。 |
○第66回関西茶品評会が開催 8月6日から8日までの3日間にわたり、第66回関西茶品評会が奈良県農業協同組合広域茶流通センター(奈良市)で開かれました。 京都府をはじめ、関西の7府県の生産農家から、京都府から出品のない深蒸煎茶を除き494点が出品され、てん茶・玉露・かぶせ茶・普通煎茶の4茶種ごとに味、香り、色などの品質を競いました。 良質な茶が多く見られ、特に、山城地域からの出品茶が、てん茶・玉露の両茶種で、農林水産大臣賞をはじめ、一等入賞を独占し、全国お茶まつり京都大会の成功に向け、弾みがつく結果となりました。 |
「宇治茶をおいしく飲みましょう」その3「失敗しないお茶の淹れ方」=「急須にまずお湯を入れましょう。」 桑原 秀樹 皆さんが、なかなかおいしいお茶(煎茶)を淹れられない最大の原因は、「お茶の葉を入れた急須にポットから直接お湯を注ぐ」点にあります。水を3分間以上沸騰させてからポットに入れると、ポットの湯温は95度になります。この湯を急須に注ぎますと、95度のお湯は約10度下がり、湯温は最後には85度になります。95度から85度の湯温でお茶を淹れることになりますので、前回のその2「原理」で説明したように、カテキン(苦味渋味成分)が急激に溶け出して苦渋いお茶になってしまいます。だからと言って、“お茶の量を減らしたり”、“お湯を注いですぐに茶碗に注いだり”しても美味しいお茶は入りません。 そこでお薦めするのが、誰でも簡単にできる「失敗しないお茶の淹れ方」です。急須の蓋を開けたらまず茶の葉を入れないでポットのお湯を急須に入れて下さい。急須が温まったら(20秒から30秒)、次に茶碗に注ぎます。このことによって、その一「湯温が20度から25度ほど下がります」、その二「急須と茶碗が温められます=出したお茶が冷めない」、その三「茶碗で湯が量れます=急須に湯が残らない」、この三つの効果があります。茶碗のお湯を、なるべく茶葉に直接かからないよう、急須に注ぎます。急須で約70度から75度でお茶は浸出されます。出すまでの時間の基本は約60秒です。高めの温度では短く、低めの温度では長くしてください。急須をあまりゆすらないで最後の一滴まで、じっくり出しましょう。急須に湯が残ると、二煎目が苦渋くなります。出し終わったら、急須の後ろをポンとたたいて、茶葉を急須の網から離し、蓋を少しずらして湯気を抜きます。二煎目は一煎目より高い湯温(80度から85度)で15秒ほどで浸出してください。 |
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