2013年7月号(Vol.13)HTMLメール
バックナンバー 2013年7月号(Vol.13)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 7月号(Vol.13) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。 宇治茶の郷から、初夏に爽やかな情報をお送りします。 … トピックス ………………………………………………………………………… … イベント情報 ……………………………………………………………………… … 日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて ………………………………… … 品評会情報 ……………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】「第67回全国お茶まつり京都大会2013」ポスターが完成
大会テーマは『宇治茶発祥の地から 日本茶の魅力、世界へ発信』。 全国から多くのお茶ファンが集まるこの絶好の機会に、11月16日、17日、宇治市では「宇治茶の魅力発信イベント」として、JR宇治駅や京阪宇治駅周辺、駅周辺の商店街などを中心に、大臣賞歴代受賞者による呈茶や、聞き茶巡り、宇治茶スイーツの販売など、生産者や大学、商店街など地域を挙げて開催します。 11月17日、京都市の北野天満宮では「平成の北野大茶会」を開催します。 また、これに先駆けて、10月19日には、宇治市文化センターにおいて「世界文化遺産シンポジウム」を開催します。 次号以降、詳細をお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。 |
【2】宇治茶情報アプリ「お茶なび」をリリース (公社)京都府茶業会議所、京都府茶協同組合が中心となり、宇治茶の魅力をPRする活動を行う「宇治茶の魅力情報発信プラットフォーム」を発足させ、6月27日にスマートフォン向けアプリ「お茶なび」をリリースしました。 宇治茶の知識・お店情報・イベント情報が満載で、より深く宇治茶を楽しんでもらうための『宇治茶ずかん』的なアプリで、お気に入りのお店探しや、宇治茶の情報を集めるなど様々な使い方ができます。 アプリストア(「app store」「google play」)から無料でダウンロードできます。 スマートフォンをお持ちなら、今すぐ「お茶なび」で検索!! |
○「宇治茶カフェ」スタンプラリーを実施 おいしい宇治茶のメニューが揃い、宇治茶の歴史、文化、淹れ方等の説明ができる喫茶店を認定した「宇治茶カフェ」ポケットガイド(A6版、32ページ)を発行しました。 新規認定店「GREEN CAFE STYLE 茶乃逢(さのあ)」(京都市中京区)、「三丘園京店(さんきゅうえんきょうみせ)」(京都市下京区)、「椿堂茶舗 茶房竹聲(つばきどうちゃほ さぼうちくせい)」(京都市伏見区)の3店が加わり、宇治茶カフェは計23店舗に。 このポケットガイドは、宇治茶カフェや京都総合観光案内所「京なび」、山城管内の各市町村、商工会議所・商工会、観光協会などで入手できます。 宇治茶カフェを巡って、ぜひおいしい宇治茶をお楽しみください。スイーツを味わっていただけるお店もたくさんあります。 詳しくはこちらから |
○宇治茶の世界文化遺産登録推進プラットフォームキックオフ会議を開催 京都府では、茶業関係者の皆さんや山城地域の市町村、府民の皆さんと一緒に宇治茶の世界文化遺産登録を目指した取組を進めているところですが、6月24日(月)、宇治茶会館において、京都府茶業会議所との協働により、宇治茶の世界文化遺産登録を目指した地域づくりや宇治茶の応援団づくり等を官民で推進していくために、「宇治茶の世界文化遺産登録推進プラットフォーム会議」を開きました。 茶業、企業、大学、研究機関などが結集している山城地域において、世界文化遺産登録に向けた地域づくりを進めるための新たな行動戦略づくりや宇治茶に関する有形無形の資産(宇治茶資産)の保全・継承、宇治茶の応援団となるファン拡大の取組を、地域の方とワークショップなどを行いながら進めていきます。 当日は、茶農家、茶問屋、観光団体、NPO、銀行、鉄道、大学研究者、山城地域の市町村などから参加。「茶畑の景観を残すためには、儲かる農業でないと担い手が続かない」、「宇治茶には他産地にない文化や歴史がある」、「温度や茶種により味が変わるというおもしろさを伝える機会が必要」、「プロモーションが大事」など、活発な意見が出されました。今後は、月1回のペースで会合を開き、11月ごろの戦略策定を目指しています。 |
平成25年の一番茶も終了し、府内の主産地では品評会が開催されました。本年は、萌芽後の低温で順調な生育とは言えませんでしたが、全国茶品評会に向け、多くの優秀な茶が出品されました。各品評会の出品状況は次のとおりです。 ○6月4日(火) 第36回八幡市茶品評会 てん茶27点が出品。 ○6月6日(木) 第38回宇治田原町茶品評会 玉露、煎茶、かぶせ茶、てん茶で計39点が出品。 ○6月11日(火)第40回城陽市茶品評会 てん茶46点が出品。 ○6月13日(木)第46回宇治市茶品評会 てん茶26点、玉露5点が出品。 今後は、7月9日(火)~10日(水)に宇治市で京都府茶品評会、8月6日(火)から8日(木)に奈良市で関西茶品評会、そして8月27日(火)から30日(金)宇治市で全国茶品評会の開催が予定されています。 |
今月からは、「宇治茶をおいしく飲みましょう」と題して、桑原秀樹さんに書いていただきます。 桑原さんは、1949年京都府宇治市のお生まれで、早稲田大学を卒業後、宇治茶の製造・販売を手がける株式会社桑原善助商店代表取締役社長に就任されました。 茶業に従事する傍ら、公職として、東宇治茶業青年団団長、京都府茶業連合青年団団長を務められました。また、インストラクター制度創設活動に参加され、NPO法人日本茶インストラクター協会副理事長兼関西ブロック長を務められ、現在は同京都府支部副支部長として御活躍されています。 昨年3月には、書籍『抹茶の研究』を発刊され、その功績により、第22回紫式部市民文化賞を受賞されました。 「宇治茶をおいしく飲みましょう」その1「水」 桑原 秀樹 読者の皆様、こんにちは。林屋、小山、両先輩に引き続きまして「コラム」を書かせていただく桑原秀樹です。どうぞよろしくお願いします。 平成7年に日本茶インストラクター制度創設活動に参加して以来今日まで、全国各地で百数十回の講習会、研修会、講演会を行って来ました。その経験をもとに「おいしいお茶の淹れ方のコツ」について書かせていただきます。 一つ目は「水」です。 「日本茶講習会」を開いた時、最初に私はいつも「皆さんが飲まれているお煎茶は、お湯の中にお茶の成分(エキス)が溶け出したものです。」「では、何%の成分が溶け出しているでしょう?」と質問します。そして、「皆さんが飲んでいるお煎茶は99.5%から99.7%までが水で、茶の成分は0.3%から0.5%しかありません。」と説明すると、皆さんは非常に驚かれます。0.5%の濃度であの香りと味を出すのですからお茶はすごいですね。99.5%から99.7%が水ですから、水がカルキ臭かったりまずかったら、お茶もまずくなってしまいます。ですから、お茶に適したお湯を沸かすのがおいしいお茶を淹れる第一歩です。現在の水道水は昔ほどまずくはありませんので、水道水で十分です。カルキ臭の強いときは、一晩汲み置きしてください。沸かす時は必ず沸騰させて、三分以上沸騰させ続けることが必要です。ミネラル水を使われる時は軟水のものを使いましょう。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2013年7月13日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2013 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |