2022年7月号(Vol.121)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 7月号(Vol.121) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
今年は空梅雨で暑さも厳しいと言われています。 … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】2022年「イオンモール久御山」 夏の、ハレの日茶会(イオンモール久御山)を開催します。
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【2】2022年宇治茶カフェガイドブックができました。
本ガイドブックは、京都総合観光案内所「京なび」や山城地域の観光案内所等で配布する他、ホームページにおいても広く公開しています。 1. 部数、配布場所等 ホームページURL 2. 新規掲載店舗(4店舗)今年認定された最新の店舗です。 3. 宇治茶カフェガイドブックの特徴 4. 製作 |
【3】茶づな「体験情報」
各種お茶に関する体験はこちらで。 お茶と宇治のまち歴史公園 |
今月も、日本茶AWARD実行委員長の桑原秀樹さんにコラムをご紹介いただきます。 今月は、「焙じ茶物語」その3「東京流ホージ晩茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 次に大正時代を調べます。定価表に初めて「焙じ茶」が現れるのは、大正四年(1915年)度五月改定の年記がある大阪市南区の城南園茶舗の定価表です。名古屋の升半茶店の12年前です。 城南園の定価表にはただの「焙じ茶」ではなくて、「東京流ホージ晩茶」と書かれています。この「東京流」という言葉は、この「ホージ茶」は大阪ではまだ流行っていないけれど、東京の方で流行っていますよと云う事でしょうか? 値段は「青柳」と「川柳」の間の値段がついています。一番高い煎茶「池之尾」が一斤で1円20銭、中ほどの煎茶「正喜撰」が80銭、一番安い煎茶「山ぶき」が60銭、一番高い青柳が56銭、一番安い青柳が30銭、それで「東京流ホージ茶」が28銭、一番高い川柳が24銭、一番安い川柳が12銭になっています。 少ない資料からの調査なので大正4年(1915年)が一番古いとは断定できませんが、大正4年(1915年)にお茶屋で焙じ茶が販売されていたことが判明しました。 それでは焙じ茶は何時ごろから飲まれていたのかを今度は書物で調べて見たいと思います。 一冊目は米沢喜六が昭和51年に発刊した「加賀茶業の流れ」という本の134ページに「茎の焙茶出現…この時期の定価表には焙じ茶と名のつくものは見当たらないが、明治35年頃林屋新兵衛が荒茶精選からの出物の内で茎の使用法を研究した。茎のままでは味が薄く出が少ないので、焙じて売り出すことを考えた。これが今日の「いり茶」のはじまりである。」と書いてあります。この茎の焙じ茶が現在の「加賀棒茶」の始まりです。 茎焙じ茶の元祖は明治35年(1902年)の林屋新兵衛である事は判明しましたが、青柳や川柳を焙じた焙じ茶の始まりは何時の事でしょうか? |
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