2018年2月号(Vol.68)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 2月号(Vol.68) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
まだまだ余寒厳しい宇治茶の郷から、 … トピックス ………………………………………………………………………… … 「お茶の京都博」特集…………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】「“抹茶ーず”とチャレンジ!!宇治茶ムリエ講座」が開催されました!
“抹茶ーず”は、無類の抹茶好きで知られる、Berryz工房の熊井友理奈さんと元℃-uteの鈴木愛理さんが特別にタッグを組んだグループです♪ “宇治茶大使”“宇治市観光大使”でもあるお二人が、約100人のファンとともに、「宇治茶ムリエ講座」を受講し、美味しい玉露の淹れ方を体験されました☆ 会場にはチャチャ王国のおうじちゃまも登場し、盛り上がりを見せました! |
【2】宇治茶のドリンクメニュー化に向けた取組が始まっています!
キャンペーン期間中、協力店舗では、3種類(てん茶(抹茶の原料)・煎茶・玉露)の冷水出しが楽しめます☆ ぜひ、外出先でも気軽に宇治茶の深い旨味を感じてください♪ 【協力店舗】(2月までの実施店舗を抜粋・全て京都市内) |
【3】京都府茶業研究所がリニューアルしました!
創立から90年以上の歴史がある茶業研究所は、お茶の旨味成分「テアニン」の世界的な発見や、お茶の栽培・製造技術の開発、後継者育成など、宇治茶の発展に大きな役割を果たしてきました☆ 新しくなった本館と製茶研究棟は、府内産木材による内外装で、企業や大学と連携するオープンラボや最新の製茶機を備えています! シンポジウムには約170人が参加し、「マールブランシュ」を運営する株式会社ロマンライフの河内社長が、「未来を見据えたグローカルブランディング戦略」をテーマに講演されました♪ ★茶業研究所による、新たなブランド戦略・イノベーションについてのフォーラムも行われますので、ぜひご参加ください! |
○テイクオフシーズン突入☆近日開催のイベント紹介!
お茶の京都博「一坪茶室展~やよいVer.~」 お茶の京都エリア12市町村のコンセプト茶室が一堂に会するイベントです! それぞれの市町村が考える「おもてなし空間」を、建築系や芸術系などの大学とコラボレーションし、流派や形式にとらわれない自由な発想の茶室形態で表現します☆ 淹れたてのお茶を楽しめる「宇治茶BAR」や商店街とのコラボ企画、抹茶石臼ひきなどの体験コーナーも予定しています♪ 【日時】3月3日(土)~4日(日)
全国茶香服大会 「日本緑茶発祥の地」宇治田原町を舞台に、国内の茶処も集まった茶香服大会が開催されます! 茶香服とは、視覚や味覚、嗅覚など五感をフルに活用して、お茶の産地や銘柄を当てる競技です☆ 未経験の方も大歓迎です!みなさまのご参加をお待ちしております♪ 【日時】3月4日(日)13:30~17:00
青谷梅林梅まつり(2月24日(土)~3月18日(日)10:00~15:00(売店営業時間) 城陽市青谷梅林) 約1万本の白梅の花が青谷に咲くころ、「春は城陽から」をキャッチフレーズに梅まつりが開催されます! 期間中は生産梅林に自由に立ち入ることができるエリアも設けられ、ゆっくりと梅見が楽しめます♪ |
今月は、「酒と筍と宇治のお茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。 茶は南方の嘉木なりとは世界最古の茶書「茶経」の書き出しである。中国雲南省が原産の茶は、本来寒さに弱い南の常緑植物だ。今年の冬は異常な寒波が襲来し、だからこの寒さで新茶は大丈夫かと心配して下さる問い合わせが多いが、この程度ならまず心配はない。日本には四季があり、このメリハリがはっきりしている方が茶にとって好都合である。茶の根は今は休眠状態だが、やがて地温が上がる春先になると活発に動き出す。冬の寒い方がむしろ新茶の香りも味も良くなる。 今年は新酒の仕込みが上々で、旨い酒が出来上がっていると聞く。醸造が冬に行われるのは雑菌の繁殖が押さえられるからで、今年のように冬が寒いときは酒の仕込みがうまくいく。だから美味しい酒ができたと聞くと、今年の新茶も美味しいだろうと期待できる。 かつて伏見の杜氏は丹後や若狭出身の人が多かった。冬場の出稼ぎにやってくる訳だが、酒造りがひと段落すると、次は八幡や向日市の竹林で初春の筍作業に従事する。筍が早く顔を出すのは地温が高いからで、その年の新茶は早くなるから準備を急がねばならない。筍が豊作だと茶も豊作が期待できる。 彼らはそれぞれの職場で勤めたあと、初夏には茶農家の製茶作業にやって来る。酒の仕込み、筍の初掘りがどうだったか、彼らがもたらす情報はその年の茶作りを占うのに大いに役立ったのである。 ところで酒、筍、茶の産地を地図で思い浮かべてほしい。それらが昔の巨椋池周辺に並んでいるのに気付いてもらえるはずだ。この辺りは断層が多い。南北に黄檗断層、東西に宇治川断層などが走っている。断層が地中にあれば湧水に恵まれる。伏見の酒はこの良水が使われた。断層が地上にあれば軟弱な傾斜地が生まれる。竹林や茶畑が多いのは地崩れを防ぐためだ。先人たちは弱点をうまく利用し、かつて労働の季節配分はまさに「海、森、お茶の京都」の流れである。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2018年2月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebookページ「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2018 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |