2018年1月号(Vol.67)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
12月号(Vol.66)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

宇治茶の郷より初春のお慶びを申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い致します

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「King of 茶ムリエ大会」が開催されました!
 【2】「T-1グランプリ」が開催されました!
 【3】「京都府優良品種茶園品評会」が開催されました!
 【4】木津高校が「GLOBALG.A.P.」認証を取得しました!
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… 「お茶の京都博」特集……………………………………………………………
 ○近日開催予定のエリアイベント紹介!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第63回 小山茂樹さん
  エジプトとシャイ茶
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トピックス
【1】「King of 茶ムリエ大会」が開催されました!


 12月9日(土)、『第2回「お茶の京都」King of 茶ムリエ大会』が、宇治市にある宇治茶会館で開催されました!

 当日は、65名の「宇治茶ムリエ」講座受講者が、茶種と産地をあてる「茶香服ちゃかぶき」と宇治茶の歴史など40問の「お茶クイズ」に挑戦して、茶ムリエの頂点を競いました☆

 特に茶香服は、今年度は「お茶の京都」のターゲットイヤーのため、京都府産のお茶で行うこととし、玉露(京田辺市産・宇治田原町産)と煎茶(和束町産・南山城村産・京丹後市産)の5種3煎で行いました。高難度でしたが、参加者は真剣な表情で五感を研ぎ澄ませ、皆点(5種全問正解)も見られました♪

 上位入賞者には、城陽市特産の金銀糸を使用した特別な急須などが贈られました♪

【2】「T-1グランプリ」が開催されました!


 12月17日(日)、「第5回T-1グランプリ in 宇治<宇治茶の郷・京都大会>」が、同じく宇治茶会館で開催されました!

 当日は、京都府内の小学3~6年生約40名が参加し、「お茶の知識○×クイズ」「お茶の種類当て競技」「お茶の淹れ方実技競技」にチャレンジしました☆

 「サムライ茶人」の宇治茶カクテルショーや、「チャチャ王国のおうじちゃま」も登場し、親子ともに楽しめる1日となりました♪

★キッズ茶ムリエ検定(城陽市会場)も引き続き参加者を募集しています!
《日時》2018年1月20日(土)
    13:00~16:30
《会場》城陽市南部コミュニティセンター
《申込締切》1月10日(水)
※申込み方法など、詳しくはこちら

【3】「京都府優良品種茶園品評会」が開催されました!


 11月に「平成29年度京都府優良品種茶園品評会」の審査会が行われ、生育状況や栽培管理を基準に、府内40ぴつ(茶園の単位)の審査が行われました。

≪京都府知事賞受賞者≫
幼木ようぼく茶園の部】山崎 省吾氏(宇治市)
成木せいぼく茶園・手摘みの部】菊岡 祐一氏(城陽市)
【成木茶園・機械摘みの部】畑 廣道氏(和束町・農林水産大臣賞同時受賞)

【4】木津高校が「GLOBALG.A.P.」認証を取得しました!

 京都府立木津高等学校が、京都府内第1号となる「GLOBALG.A.P.」の認証を取得しました!

 認証されたのは、校内の茶園と加工場で行われる荒茶の生産・加工の工程です☆

 農業高校では西日本で初めて、さらに「お茶」の品目では初めての認証です♪

≪GAPとは≫
 「GAP(Good Agricultural Practice)=農業生産工程管理、適正農業規範」は、農業における食品安全・環境安全・労働安全などの持続可能性を確保する取組です。
 近頃、農産物の海外輸出や2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの食材調達基準の要件として、GAPの第三者認証の取得が注目されています。
 「GLOBLG.A.P.」は、ヨーロッパ発の世界認証で、124カ国18万件(日本は約450件)が認証されています。

「お茶の京都博」特集
○近日開催予定のエリアイベント紹介!

お茶の京都博 第12回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト京都府大会


 京田辺市産の最高級宇治玉露を急須で淹れ、そのおいしさを競う大会です☆

 例年福岡県で開催されてきましたが、今年度は「お茶の京都博」に合わせ、初めて京都府で開催されます!

 相手を想いながら美味しく淹れる楽しさや、玉露の深い香りや味わいに触れてみませんか?

≪京都府予選会 in 京田辺≫
日時:2018年1月13日(土)13:30~16:00
会場:京田辺市立社会福祉センター
申込期限:1月4日(木)17:00

≪本選(全国大会)≫
日時:2018年2月12日(月・祝)12:30~16:00
会場:メルパルク京都(京都駅前)
申込期限:1月29日(月)17:00

☆申込方法や競技方法など、詳しくはこちら

コラム「茶の記憶」 第63回


 今月も、宇治茶伝道師で株式会社山政小山園取締役顧問の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

 今月は、「エジプトとシャイ茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

エジプトとシャイ茶 小山茂樹

 先月はじめエジプトへ旅をした。珍しい料理と現地の茶を飲むのが私の楽しみだ。ここで飲まれている茶はシャイと呼ばれている。茶の原産地中国からシルクロードを経て世界へ運ばれた茶は、北京語の発音に倣って「チャ」または「チャイ」と呼ばれる。アラブ諸国からエジプトを経てモロッコに至る北アフリカでは、これが「シャイ」となった。

 エジプトのシャイはすごく濃い紅茶に底溜まりするくらい多量の砂糖を入れて飲む。紅茶はインド産だが、砂糖はナイル川流域でとれる。ところがアスワンハイダムが完成してから下流の水量が減り、皮肉なことに水を多用する稲作や砂糖きび栽培が数年後には禁止されるらしい。やがてシャイの味も変わるだろう。

 2011年1月、いわゆるアラブの春といわれる民主化デモがおこった。以来首都カイロをはじめ各地でデモ隊と軍が衝突、犠牲者は1万人を超えたといわれる。そのため観光立国エジプトは大打撃を受けた。先日のシナイ半島のテロ事件やエルサレム問題もあって、日本からのツアーも激減している。しかしよいこともあった。騒々しいことで有名な某国団体はツタンカーメン室に入って5分もしない内に全員いなくなった。私はたった一人で黄金マスクを観賞できたのである。物見遊山の客もいるが、今は本当にエジプトの歴史が好きな人が訪れていると思う。宇治市を訪れる観光客は今年600万人に迫る。宇治や宇治茶の歴史を知ってもらわないと、抹茶スイーツだけではやがて先細りになる。「お茶の京都」の取組みは今後も続けていかねばならない。

 シャイの発音は英語のシャイと同じだ。エジプトの子供たちはとてもはずかしがりやだが、人懐っこい。国が落ち着いてその笑顔に癒される楽しい旅ができますように。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2018年1月1日
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