テキストメール(Vol.113)


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      宇治茶の郷メールマガジン11月号(Vol.113)
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 こんにちは、宇治 茶太郎さん。

 気持ちのいい秋晴れが続いています。まさに「天高く馬肥ゆる秋」。
 まもなく紅葉も見頃を迎えます。
 ぜひ爽やかな宇治茶をおともに、自然散策を楽しんでください。



≪ 目次 ≫

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】令和3年度「宇治茶アカデミー」開催の御案内
 【2】◆お知らせ◆
    令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーは延期します。
 【3】「お茶する生活」はじめませんか。
    オンライン「茶ムリエ講座」
 【4】オンライン「キッズ茶ムリエ検定」開催の御案内
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第109回 堀井長太郎さん
  京都における抹茶販売方法について 前編
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≪ 本文 ≫


★☆━ トピックス   ━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━☆★
 
 【1】令和3年度「宇治茶アカデミー」開催の御案内
 
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 ~明日の宇治茶を担う若手茶業経営者の学びを応援!!~
 令和3年度「宇治茶アカデミー」の受講生を募集します

 京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所では、
 若手の茶生産者・流通業者等の経営力や発信力の向上、
 交流・連携の場づくりのため、
 「宇治茶アカデミー」を開催しています。
 8年目となる今年度は、
 コロナ禍での「時代の変化を意識して経営力を養う」をテーマに、
 11月25日(木)から全5回の講座を
 新型コロナウイルス感染症防止対策として
 オンラインにより開講します。

 【概要】
 1.日程
  令和3年11月25日(木)13:30~16:30(第1回)から
  令和4年3月4日(金)まで(全5回)
  ※日程・カリキュラム等詳細はこちら(PDF)
   https://www.ujicha.or.jp/sato1/member/bn/pdf/20211125.pdf
 2.場所
  Zoomによるオンラインセミナー
 3.内容
  講演、講演内容を受けての意見交換 など
 4.対象者
  意欲ある茶生産者、流通業者及び茶加工商品の製造・販売者など
 5.募集人数
  50名程度
 6.応募方法
  京都府のホームページに掲載している受講申込書に必要事項を記入の上、
  FAX(0774-22-5877)、電子メール(nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp)
  いずれかで茶業研究所あて申込み
  https://www.pref.kyoto.jp/chaken/03academy.html
 7.応募締切
  令和3年11月15日(月)
 8.受講料
  無料
 9.主催
  京都府
 10.共催
  公益社団法人京都府茶業会議所
 11.問合せ先
  京都府茶業研究所 TEL.0774-22-5577




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 【2】◆お知らせ◆
    令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーは延期します。
 
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 お待たせしております。

「緊急事態宣言」は解除されましたが、
 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を充実させた上で、
 スタートに向けて準備中です。

 もうしばらくお待ちください。

 ◆実施期間 未定




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 【3】「お茶する生活」はじめませんか。
    オンライン「茶ムリエ講座」
 
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 オンライン「茶ムリエ講座」も残り3回となりました。

 宇治茶のおいしい淹れ方や宇治茶の歴史をおうちでゆっくり学べます!

 【オンライン茶ムリエ講座スケジュール】
 ・開催日/11月17日(水) 申込期限/11月8日(月)
 ・開催日/12月17日(金) 申込期限/12月8日(水)
 ・開催日/1月28日(金) 申込期限/1月18日(火)
 全日程共通
  茶種/玉露
  第1部/10:00~11:00、第2部/12:00~13:00

 ・場所 オンライン(オンラインミーティングアプリ Zoom 用)
 ・定員  各回20名(先着順)
 ・参加費 無料(淹れ方実習で使う宇治茶は事前にお届けします)
 ・申込方法 ホームページ「京都山城・宇治茶の郷」から申込。
       https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/

 ※受講決定や受講方法については開催の5日前までに
  メールで御連絡します。
 ※この講座以外に、職場やグループ単位の団体様向け講座も
  承っております。お気軽にご相談ください。
  受け付けは40日前から。

 <お問い合わせ>
 京都府山城広域振興局農林商工部農商工連携・推進課
 宇治茶ムリエ講座担当
 電話:0774-21-2392




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 【4】オンライン「キッズ茶ムリエ検定」開催の御案内
 
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 ※対面での実施からオンラインに変更になりました。

 将来の宇治茶ファンを育てるために、小学3~6年生を対象に、
 オンライン「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。
 お茶の知識を楽しく学ぶ「演劇」、
 「宇治茶大好き検定」「お茶の淹れ方教室」を開催します。
 https://lhx23.linkclub.jp/kominet.net/ujicha/chamurie.html

 応募者多数の場合は、抽選によりご参加となります。

 ■オンライン「キッズ茶ムリエ検定」実施内容
 A お茶育演劇が大ヒント!観て、楽しんで、検定トップをめざそう!
 B 宇治茶大好き検定(ペーパーテスト20問:100点)
 C おいしいお茶の淹れ方教室(煎茶+お茶菓子付)

 1.開催日
 12月19日(日) 申込締切(必着)/12月5日(日)
 1月16日(日) 申込締切(必着)/12月26日(日)
 【全日程共通】
 開催時間/13:30~14:40	会場/zoomでのオンライン
 定員/各回40名	
	
 2.参加賞
 らくやき急須キット<急須(白無地)・ミニらくやきマーカーセット(6色)>

 3.参加申込等
 ・参加費:無料
 ・参加対象:小学3~6年生 合計40名
  (事前申込制、応募者多数の場合は抽選となります。)
 ・6年生を優先的に参加対象とします。
 ・過去の「キッズ茶ムリエ」認定者も抽選対象とします。
 ※ただし、「キッズ・ジュニア茶ムリエマスター」は対象外とします。
 *参加者には、参加表と宇治茶大好き検定のテキスト、茶葉を
  事前に郵送します。

 4.申込方法
 ・郵便はがきの場合
 宛先:〒611-0043宇治市伊勢田町若林53
    NPO法人こみねっと「キッズ茶ムリエ」担当
 記入事項(3名様まで記入いただけます。):
 郵便番号
 住所
 名前・ふりがな
 小学校名
 学年
 参加会場
 連絡先電話番号
 オンライン開催時に使用する端末の種類(パソコン、スマホ、タブレット)
 注※複数名でご応募の場合、2人目以降の方のお名前・学校名・学年の
   記入忘れがないようにご注意ください。

 ・FAXの場合
 こちらからFAX申し込み用紙をダウンロードしてください。
 http://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/news/documents/kidschamlierura.pdf
 Fax番号:075-320-3597

 ・インターネットの場合
 ご応募はこちらから。	
 https://lhx23.linkclub.jp/kominet.net/ujicha_chamurie2019.html

 5.主催
 京都府山城広域振興局、宇治茶の郷づくり協議会、
 (公社)京都府茶業会議所、京都府茶協同組合

 6.実施協力
 NPO法人こみねっと、日本茶インストラクター協会京都府支部

 7.共催
 宇治市、城陽市、京田辺市、木津川市

 8.後援
 京都府山城教育局、宇治市教育委員会、城陽市教育委員会、
 八幡市教育委員会、京田辺市教育委員会、木津川市教育委員会、
 久御山町教育委員会、井手町教育委員会、宇治田原町教育委員会、
 精華町教育委員会、相楽東部広域連合教育委員会




■ コラム「茶の記憶」 第109回
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 今月は、宇治茶の郷づくり協議会会長の堀井長太郎さんに
 コラムをご紹介いただきます。

 「京都における抹茶販売方法について 前編」と題した連載です。


 京都における抹茶販売方法について 前編   堀井 長太郎

 明治時代に入るとともに日本茶の流通が本格的になり、
 明治12年第一回製茶共進会が横浜で開かれ茶業振興の幕開けとなった。

 抹茶の原料である碾茶は明治時代までは、
 宇治の茶師がその流通を一手に引き受け、
 将軍や大名、権力者に碾茶を供給するという方法がとられてきたが、
 商品を売買するのではなく対価として碾茶が流通していたと考えられる。
 新しい時代とともに
 茶を商品として販売する茶小売店が都市部を中心に出来て、
 それとともに商品を供給する産地での問屋が力をつけた。

 抹茶販売については、
 当初問屋から小売店へ碾茶の「葉売り」が主で、
 多くの小売店は茶臼を店舗に備え、
 仕入れた碾茶を抹茶に挽いて販売するという方法がとられてきた。
 挽いた抹茶をお客の求めに応じて「量り売り」と言う
 他の緑茶と同様の販売方法がとられ、
 その方法は戦後も一部長く続いている。
 又、碾茶仕入れの為、宇治に「仕入れ所」を設ける茶商も見られ、
 名古屋や松江、金沢と言った茶文化が開けた地域の有力茶店が行った。

 特に名古屋は国内でも抹茶の一大消費地であり、
 日常生活の中に抹茶を飲むという風習が根付き、
 多くの茶店が茶臼を持たれており、
 大手販売店の仕入れ所が宇治木幡に設けられていた。
 名古屋での戦後の営業活動を父から聞くと、
 碾茶の見本を持ち、お得意先で一週間ほど泊めていただき、
 そこを拠点に市内の小売店を回り碾茶販売の営業を行ったと、
 ほのぼのした時代が偲ばれる。

 現在もお得意は続いているが、
 その多くは茶臼で挽かれる店が無くなり、
 抹茶での出荷となった。
 今も挽かれているお店は
 香り高い新鮮な抹茶をお客様にお届けするこだわりの表れだろう。

 反面、抹茶が電動で挽けるようになり、
 茶臼を持たない小売店へ「バラ単位」で問屋が販売し、
 小売店店頭で客の求めに応じて販売する
 従来の「量り売り」という販売方法が主流となった。
 茶業に古くから携わっている方は
 「抹茶」とは言わず「挽茶」(ひきちゃ)と言われる方が多く、
 これも挽いた碾茶の販売に通じる所がある。

 又、スチール缶詰め(ブリキ缶)での抹茶販売も昭和以降、
 缶の改善、普及が大きく寄与し、戦後販売の主力商品となっていく。


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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2021年11月1日
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