2021年10月号(Vol.112)HTMLメール
宇治茶の郷メールマガジン 10月号(Vol.112) |
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。
少しずつ日差しが和らいで、朝夕は過ごしやすくなってきました。季節の変わり目、皆さま体調はいかがでしょうか? … トピックス ………………………………………………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
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【1】◆お知らせ◆ 令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーは延期します。
◆実施期間 未定 【新たに加わった宇治茶カフェ】 |
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【2】「お茶する生活」はじめませんか。 オンライン「茶ムリエ講座」
宇治茶のおいしい淹れ方や宇治茶の歴史をおうちでゆっくり学べます! ・場所 オンライン(オンラインミーティングアプリ Zoom 用) ※受講決定や受講方法については開催の5日前までにメールで御連絡します。 【オンライン茶ムリエ講座スケジュール】
<お問い合わせ> |
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【3】オンライン「キッズ茶ムリエ検定」開催の御案内
※対面での実施からオンラインに変更になりました。 将来の宇治茶ファンを育てるために、小学3~6年生を対象に、オンライン「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。お茶の知識を楽しく学ぶ「演劇」、「宇治茶大好き検定」「お茶の淹れ方教室」を開催します。 応募者多数の場合は、抽選によりご参加となります。※10月の検定の申し込みは終了しています。 ■オンライン「キッズ茶ムリエ検定」実施内容 1.開催日
2.参加賞 3.参加申込等 4.申込方法 ・FAXの場合 ・インターネットの場合 5.主催 6.実施協力 7.共催 8.後援 |
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【4】急須の絵付けに挑戦しました!!
7月と8月に「宇治茶&やましろマルシェ」にて、オリジナル急須デザインの絵付けをするワークショップを開催しました。作成した急須でお茶じかんを楽しんでいる画像などをInstagramに投稿する「お茶じかん投稿キャンペーン」も開催。投稿された画像はどれも可愛らしく、楽しいお茶じかんを過ごしていただきました。 また投稿者の中から抽選で10名の方に玉露をプレゼント。 ※Instagramへの投稿画像は「#宇治茶じかん」「#宇治茶」で検索できます。ぜひ、いろいろな急須画像を見てお楽しみください。 |
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【5】日本茶インストラクター協会京都府支部から研修会の御案内
日本茶インストラクター協会京都府支部において今年度第1回目の研修会が開催されます。講師に日本茶インストラクター協会大阪府支部長 坂本曉夫氏を迎え、お茶にとって一番大切な「水」について講演いただき、「軟水・硬水・水道水でのお茶の飲み比べ検証」を行います。オンラインアプリZOOMで講演及び実習のライブ配信形式。ご希望の方は、下記の参加方法をご覧の上、お申し込み下さい。 ◆日時 10月31日(日) 13:30~15:30 (2)下記内容をメール(nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp)で送信 受付後、確認のメールをお送りします。会費入金を以て正式受付完了です。詳細は追ってご連絡します。 ◆オンライン ◆キャンセル方法 ◆新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては、中止若しくは内容を変更することがございます。ホームページに掲載させていただきますのでご確認をお願いします。 |
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今月は、宇治茶の郷づくり協議会会長の堀井長太郎さんにコラムをご紹介いただきます。 「京都における抹茶生産の変遷 後編」と題した連載です。 日本茶業中央会による抹茶の表示は『覆い下で栽培した生葉を揉まないで乾燥した碾茶を茶臼で挽いて微粉状に製造したもの、「茶臼で挽いて」と、言う表現は粉砕の代表例を示したもので、他の方法で微粉末にしても、「抹茶」と言える。』と表記され、工業的に粉砕機で破砕(微粉)した場合も抹茶と表示可能と言うことである。 今日の抹茶の流通は茶臼で挽くよりも、粉砕機で製造される抹茶が主流になり、その方法は「ボールミル」と「気流粉砕」の二通りある。 茶臼に替わる粉砕設備を筆者が知ったのは昭和50年代であり、おそらくそれ以前にもそのような粉砕方法はあったかもしれない。その時の聞き覚えでは、パチンコ玉のような金属の玉と一緒に茶葉を容器に投入し振動によって微粉砕を行うということだった。しかし、この方法は、粉砕に熱を持ち製品の劣化、金属による香り、粉砕時間の問題等で、その後業界では使用されなくなったと聞いている。それに替わり登場したのが、セラミックボールを利用した「ボールミル」である。「ボールミル」は、粉砕機で、セラミックの硬質のボールと、材料の茶葉を円筒形の容器にいれて回転させることによって、茶葉をすりつぶし微細な粉末を作る装置である。このセラミックボールを業界に紹介したのが私の父、堀井信夫である。 昭和60年代、父の友人である「ナカガワ胡粉絵具株式会社」で日本画の原料となる岩絵の具の製造現場で使用されているボールミルを見て「固い岩石でも微粉末にできるなら、茶葉はもっと簡単であろう」と考え、さっそくボールミルの試験機を買い求めた。そしてそれを利用し、茶臼では挽く事が出来なかった煎茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶を微粉末にし、さらにそれを「顆粒状」にすることにより、お湯にでも水でもさっと溶ける「顆粒茶」の開発に取り組んだ。もっと手軽に飲める茶の普及を思い、微粉末に出来るところまで到達したが、顆粒にする段階で品質保持を行うには多くの問題があり、本格的に製品化する事は出来なかった。 しかし、その発想は食品用抹茶を手掛けていた茶問屋が知ることになり、セラミックボールを利用した大型の粉砕機の開発がなされ、一日数百キロの抹茶が生産されるようになった。 抹茶の生産は茶臼挽きから粉砕機へ移り、宇治茶業界が食品産業からの要望に応えることが出来て、今日の抹茶需要の隆盛をみるのは嬉しい限りである。一方、茶臼挽きの抹茶の需要はこれからも絶えることなく続き、伝統文化ととともに発展させたく、筆者はその使命を感じる。 |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/ □ 発行日 : 2021年10月1日 □ メールマガジンの配信・停止:https://www.ujicha.or.jp/sato/member/ □ facebook「宇治茶love」https://www.facebook.com/ujichalove □ Twitter「うじちゃ~る人」https://twitter.com/ujicharle ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright (c) 2021 宇治茶の郷づくり協議会 All Right Reserved. |