2018年5月号(Vol.71)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
5月号(Vol.71)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

茶摘みシーズン到来で活気づく宇治茶の郷より、
ワクワクいっぱいの情報をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」いよいよ明日開催です!
 【2】新装版「宇治茶カフェガイドブック」が完成しました!
 【3】2018年度の宇治茶レディが決定しました!
 【4】一番茶が萌芽!宇治茶のシーズンがやってきました!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第67回 林屋和男さん
  宇治茶ふれあい教室 大学編
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トピックス
【1】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」いよいよ明日開催です!


≪日時≫ 5月2日(水)10:00~15:00
≪会場≫
第1会場…宇治茶会館・茶業センター茶園
     (宇治市宇治折居25)
第2会場…京都府農林水産技術センター
     農林センター茶業研究所
     (宇治市白川中ノ薗1)

 この季節にしかできない「新茶の茶摘み」や「美味しいお茶の淹れ方教室」など、お茶にちなんだ体験がいっぱいです!

 優秀作品には記念品も贈られる「抹茶アート体験」や、おしゃれなグラスで水出しの玉露・てん茶を楽しめる「水出し宇治茶BAR」など、今回初めてのコンテンツも盛りだくさん!

 「チャチャ王国のおうじちゃま」「ちはや姫」「まゆまろ」も登場します♪

☆詳しくはこちら
※入場無料(一部体験有料)、事前申込不要です。
※京阪宇治駅⇔JR宇治駅⇔宇治茶会館、宇治茶会館⇔茶業研究所の無料シャトルバスも運行します。

【2】新装版「宇治茶カフェガイドブック」が完成しました!


 おいしい宇治茶のメニューが揃い、宇治茶の歴史、文化、淹れ方等の説明ができる飲食店などを、「宇治茶カフェ」として認定しています。

 2017年6月以降から新たに4店舗が加わり、全32店舗を紹介するガイドブックを作りました!

≪新規掲載店舗≫
-茶の木 by FUKUJUEN(京都市)
-伊藤久右衛門 JR宇治駅前店・茶房(宇治市)
-お茶のかんばやし 康風庵こうふうあん(宇治市)
-中村藤吉本店 銀座店(東京都)

 お店によってメニューも雰囲気も多種多様で、お茶に詳しい方でも、お茶初心者の方でも楽しんでいただけるお店ばかりです♪

 JR京都駅の京都総合観光案内所「京なび」や山城地域の観光案内所などに置いていますので、ぜひお手にとってご覧ください!

 4月23日(月)には認定式を開催し、新規認定店に認定証と盾を交付しました。

☆詳しくはこちら

【3】2018年度の宇治茶レディが決定しました!


 宇治茶のPR活動をする「宇治茶レディ」5名が決定し、4月15日(日)に受賞式が行われました!

 グランプリには、平田彩貴さんが選ばれたほか、高津早綾さん、繁田梨世さん、小西鼓子さん、廣瀬彩名さんが選ばれました☆

 宇治茶レディは、京都府茶協同組合の宣伝事業の一環として、2010年にスタートしました。宇治茶が大好きで、宇治茶のイメージに合う女性の中から、厳正な審査で選ばれます。

 5名は、5月2日(水)の「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」で本格的にデビューされ、来年3月までの1年間、宇治茶PRカレンダーや各種イベントで活躍されます♪

【4】一番茶が萌芽!宇治茶のシーズンがやってきました!


 冬の寒さに耐えてきたお茶の芽は、京都府南部では4月上旬に力強く芽吹きます。これを「一番茶の萌芽」と言います。

 京都府茶業研究所は、平年より2日早い4月3日(火)、一番茶の萌芽を宣言しました!

 宇治茶の生産地では一番茶のお茶摘みが始まり、宇治茶のシーズンが到来しました☆

コラム「茶の記憶」 第67回


 今月も、宇治茶伝道師の林屋和男さんにコラムを御紹介いただきます。

 今月は、「宇治茶ふれあい教室 大学編」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

宇治茶ふれあい教室 大学編 林屋和男

 先月は宇治茶ふれあい教室の成り立ちと流れについて書きました。今回はそのなかで留学生を対象に行った「ふれあい教室」について記します。

 京都外国語大学の大西教授からの依頼で、そこで学ぶ留学生に宇治茶について体験させたいという依頼があり、ここ何年か続いて出張していました。昨年6月には「私も今度は定年で最後の学生です」とのことで私達日本茶インストラクター2名と京都府茶協同組合の田中氏で出向きました。先方は中国からの留学生7名と一緒に学ぶ日本人大学生1名です。女性5名男性3名の8名です。

 中国はどちらからと尋ねるとハルビンや雲南、徐州など地方からの出身者が多いようでした。

 それで日本のお茶は全て中国由来で、それを日本人が工夫をして今の日本茶があるなどの話を交えながら簡単な茶かぶき(お茶当てゲーム)や抹茶の体験をしてもらいました。彼らは大変熱心に聞いてくれ、日本茶に興味を示しました。質問も歴史や効能など多岐にわたり楽しい時間でした。相棒のインストラクターの村田さんが手作りの折り紙を渡してくれ大変喜ばれました。

 数日後大西教授から、学生たちがこの間のお茶の話をさらに聞きたいと云っているが可能だろうかとの依頼がありました。とても有難く思い日程を調整して二つ返事で向かいました。彼らは中国の茶と日本茶との共通点や違いに興味を持ってくれたそうで、中の一人が「これは私の出身地の貴州省のお茶です。」と珍しいお茶をくれました。そうして終わりに彼らがさらにもう一度話を聞きたいといい、それでは宇治へいらっしゃいと言いました。9月に宇治駅で待ち合わせて、宇治川右岸の集団茶園を見せ、「匠の館」で玉露と抹茶の体験をしてもらいました。

 実際に目の当たりにした茶園、時期がずれていて覆いこそ掛かってなかったけれど日本で工夫された覆い下栽培の実物を見た興奮が冷めない間に味わった玉露と抹茶は大学で学んだ時とは異なる体験となりました。そして先に貰った貴州省の中国緑茶も飲んでもらい、日本緑茶と別の香り高さも知ってもらえました。その後彼らはさらに抹茶製造工場の見学にも行ったそうです。

 先日大西教授から「彼らが退官記念食事会を開いてくれました。とても嬉しく光栄に思いました。その席でもお茶の話で持ち切りでしてね。」と連絡を頂きました。お茶を通じて外国の方とこういう交流が持てたことが大変嬉しく今後もこういう活動を続けて行きたいと思っています。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2018年5月1日
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