2014年5月号(Vol.23)HTMLメール
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宇治茶の郷メールマガジン 5月号(Vol.23) |
こんにちは、宇治 茶太郎さん。 新緑がまぶしい宇治茶の郷から、宇治茶の最新情報をお届けします。 … トピックス ………………………………………………………………………… … イベント情報 ……………………………………………………………………… … 日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて …………………………………… … コラム「茶の記憶」……………………………………………………………… |
【1】宇治茶レディが決定 4月20日(日)、宇治茶の宣伝活動をする「宇治茶レディ」の受賞式が行われ、宇治茶レディ4人が発表されました。 グランプリには北川美波さんが選ばれたほか、五十嵐結さん、田路静羅さん、田中彩友子さんが宇治茶レディとして選ばれました。 宇治茶レディは、京都府茶協同組合の宣伝事業の一環として2010年にスタートし、宇治茶宣伝用カレンダーへの出演とイベントでのPRが主な活動で、これまでにも、宇治茶の郷づくり協議会の様々な事業に御協力いただいています。 4人は、5月2日(金)の「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」で本格デビューされ、来年3月までの1年間、各種イベントや宇治茶のPR事業で活躍されます。 |
【2】一番茶が萌芽日を迎えました 冬の間、固い冬芽でじっと寒さに耐えてきたお茶の芽は、京都府南部では4月上旬頃になると力強く芽吹いてきます。これを「一番茶の萌芽」といいます。宇治新茶の一番茶のお茶摘みは、萌芽から約1か月後、ちょうど八十八夜頃に始まります。 京都府茶業研究所は毎年一番茶の萌芽日の公表「萌芽宣言」を行っており、今年は、前年より4日遅く、平年より2日遅い4月7日が一番茶の萌芽日となりました。 |
【3】「宇治茶歴史街道マップ(改訂版)」を作成 宇治茶の郷づくり協議会では、宇治茶の歴史、文化、産業、景観などの資源を広く発信するために、「宇治茶歴史街道」を5ルート設定し、これを紹介するマップを平成22年度から作成していますが、この度、マップの充実を図るため、「改訂版」を作成しました。 5つのルートは、次のとおりです。 ・宇治茶の歴史と文化の道(宇治市、宇治田原町) 山城地域の市町村や観光協会、京都総合観光案内所等に置いています。 また、京都府ホームページの次のアドレスからも御覧いただけます。 各マップにはおすすめウォーキングコースも載っています。ぜひご利用ください。 |
【1】いよいよ明日 主催:(公社)京都府茶業会議所、京都府茶生産協議会、 また、第1会場では、「チャチャ王国のおうじちゃま」のオリジナルガーゼハンカチをプレゼント!! なお、京阪宇治駅・JR宇治駅からは無料シャトルバスを運行しますので、ご利用ください。 |
【2】「宇治茶と世界遺産候補地をたずねてフォトラリー」実施中!! 宇治茶の世界遺産候補地を巡って写真を送っていただき、世界文化遺産登録を目指す「宇治茶」を感じていただくフォトラリーを実施中。 ご参加いただいた方には、宇治茶やスイーツのプレゼントをご用意しています。 期間:5月31日(土)まで 読者の皆さんもぜひご参加いただき、フェイスブックやツイッター等で「宇治茶」の魅力をどんどん発信してください。 詳しくは、こちらから |
○宇治茶の世界文化遺産に向けて検討委員会の金田委員長が 4月18日(金)、日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録検討委員会の金田章裕委員長(京都大学名誉教授)が山田啓二京都府知事と面会し、宇治茶の世界文化遺産登録に向け、その提案コンセプトや構成資産をとりまとめた提案書を提出し、検討経過の報告や今後の進め方について提案しました。 金田委員長は、「検討委員会委員は、登録に向けて進める価値があると判断している。」「これから市町村が担う景観保全や遺産保護のバックアップをお願いしたい。」と話され、山田知事は、「お茶の世界遺産はまだなく、抹茶は今や世界の味になっている。」「お茶の京都を掲げているが、重要な景観などをネットワーク化して、京都府南部の力にしたい。」と今後の取組への意欲を示しました。 |
(5)粉砕と流通 栄西以来大正中期までの約720年間は抹茶での流通はありませんでした。720年間は碾茶という葉の状態で流通していました。これを「葉売り(ハウリ)」と言います。抹茶は抹茶を消費する人が碾茶を購入し、手挽きの茶臼を廻して抹茶にしていました。抹茶の状態で流通し始めたのは大正時代に電気が使えるようになってからですから、抹茶での流通の歴史はまだ100年です。抹茶の状態で販売するのを「挽き売り(ヒキウリ)」と言います。 一人挽きの手挽きの茶臼の直径は18cmから21cmが多く、上臼の重さは7kgから10kgが多いようです。上臼が軽いのと直径が短いために、現在の機械茶臼で挽かれる抹茶に比べて相当に粗い抹茶粒子であったと考えられます。 機械茶臼は、最初は直径が尺五、尺三、尺二、尺一、尺など色々なものが試されましたが、現在では全て尺一(33cm)の茶臼が使われています。尺一の茶臼の直径は約33cmで上臼の重さは20kgから25kgあります。茶臼の回転数は、1分間に50回転から60回転が多いようです。機械茶臼で挽ける1時間当たりの抹茶量は、大正時代から昭和10年代は30匁(約112g)、戦後の昭和30年代から40年代は20匁(75g)、現在では約40gとだんだん少なくなってきています。機械臼になった当初は、手挽き臼に比べると細かい抹茶粒子であったと考えられますが、現在の抹茶と比べると相当に粗い抹茶粒子であったと思われます。現在でも1時間に100g以上を挽くことは可能です。しかし、抹茶粒子が粗くざらつきますし、香りはまあまあ良いのですが黒ずんだ暗い挽き色になります。また泡立ちが悪く、喉ひきの悪い抹茶になります。 ※「(1)品種、(2)栽培、(3)摘採、(4)製造と蒸し」は、ホームページのバックナンバー3月号、4月号ををご覧ください。 |
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